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なにも残らない昔話#46 ~アニキ☆マンマン外伝~

「ペルーシャ・・・。かわいそうに・・・。キミほどの仔猫ちゃんがやられてしまうとは・・・。以前とは別の強さを身につけたようだね、アンマンマン。予想はしていたけど、進化を遂げたのは、わたしだけじゃないようだ」
言葉の内容とはうらはらに、さわやかな笑顔はまぶしいほどです。青年に抱えられたかつての冷酷な戦士は、喉元の心地よい指の動きに、目を細めています。
「あとはわたしが引き受けるから、キミはオウチにお帰り・・・」
白くやわらかな光の球体が仔猫を包みこみました。そして、その光はどんどん小さくなり、最後にはなくなりました。
「アンマンマン・・・。むやみやたらに暗黒の反物質を使うのはやめてください。この世界の時空軸を狂わせる気ですか。あらゆる存在の基準値がズレてしまいましたよ」
青年はサラサラのキラキラな髪をかきあげました。涼しげな眼差しに、アンマンマンは必要以上の冷や汗をかいてしまいました。
「うるさい!!アンマーンチ!」
アンマンマンは、大声で叫び、得意の不意討ちアンマンチを放ちました。青年は、特にあわてる様子もなく、微動だにしません。
ボヨヨヨ~ン。
青年を直撃したアンマンチは弾きかえされました。
「わたしに、暗黒の反物質は効きませんよ。何度も、そんなへなちょこマンチを喰らうほど愚かではありませんから・・・」
どこまでもやわらかな口調は、アンマンマンの心を苛立たせます。
「オザーケン!」
アンマンマンは、この戦いの最重要人物の名を叫びました。青年の正体は、N4(ニャンニャン四天王)が仕えていた絶対の主、伝説の悪者オザーケンなのでした。
「どうしましたか、アンマンマン。取り乱しているように見えますよ。どんな時でも冷静なあなたらしくありませんね」
唇辺に浮かべた笑みは、美しい表情に似合いすぎています。
(くっ・・・。実力差がありすぎる。まさか、ここまで強くなっているとは・・・。しかし、肉マンマンさえ来てくれれば・・・。なんとかして時間を稼ぐしかない)
アンマンマンは、絶望の中に見いだした希望に頼るしかありません。
「オザーケン、貴様、いったいなにが望みなんだ?」
アンマンマンは、ここにきて、この物語のテーマを紹介しやすいようにさりげなくナイスな質問を浴びせました。オザーケンは、フウッとため息を一つ、つきました。
「猫ちゃんランドの再建。これ以上のものは、望みません」
「・・・・・・」
それまで、どことなくおちゃらけた感じだったオザーケンは、真剣な表情になりました。

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※この話が、アニキ☆マンマン#1~ へ続くと思います、多分。

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