こんにちは5児のエンジニアパパAです
【赤ちゃんの運動能力を
優秀にするためのプログラム】
レベル6です。
★赤ちゃんの脳の発達7段階
については、記事の一番下にあります。
レベル6の
能動的バランスプログラムの
習慣的な実施によって、
自分からさまざまな運動が
出来るようになってきました。
そして今【前転】の練習をしています。
回転系・重力系(跳ぶ・落ちる)の運動は
脳の前庭器官が十分に働き
空間で、重力を感じながら
身体のバランスや方向感覚を保ちながら
でないとできません。
そしてそれは、
子どもが自分だけではなかなか
出来ない運動なんですよね。
思い出してみてください。
『高い高い』をしたとき、
赤ちゃんはキャッキャッ♪と
喜びませんでしたか?
あれは普段抱っこして移動している
「平面の動き」とは異なり、
重力を感じる刺激に反応していたのです。
回転系も同じです。
普通に成長していたら、その場で
ぐるぐる回る運動(平面回転)は
脳の初期皮質が十分に成長した
36か月ごろ平均的に出来るようになります。
さらに前転(でんぐりがえし)は、
平面回転とはことなり、縦回転なので
世界が一回転します。
大人でもでんぐり返しをすると
一瞬脳が『ぐわん』となって
目の焦点が合わず、回転がおわってから
自分の位置を認識できませんか?
それを脳が発達段階の幼児が
縦回転するということは
・両足を離す (一時的な離陸)
・逆立ちする (重力を手と首で感じる)
・回転する (視界が回転する)
この3つの要素が新しい刺激となって
脳に働きかけるのです。
今自分が立っている世界から、
自分で両足を離して
新しい世界に飛び込む刺激と勇気は
大人が想像する以上に
脳の進化に貢献します。
これまで4人の子どもの
でんぐり返しを見てきましたが、
これほど
『脳の成長と運動能力の因果関係』を
実感することはありませんでした。
普通に育てていたら
36ヶ月ぐらいに
「出来るようになったね~」
「スゴイねぇ!」
で終わっていた思います。
もちろん、
最初は子供が一人で出来るまで、
補助が必要ですが、
自力でできるようになったら
・安全であること
・楽しんでいる事
を確認した上で、
どんどんやるように応援することで
脳はより進化します。
レベル6では
こういった
能動的バランス運動30種類を、
どんどんやらせることで、
バランスをつかさどる
脳の部分の発達が
完成していきます。
飛び降り、前転以外にも
・平均台
・ピルエット(くるくる回る)
・ロープブランコ
・横転がり
・ブレキエーション
など、があります。
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赤ちゃんの運動能力を優秀にする
過去記事: 『能力完成への7つの段階』
脳は7つの順に発達していく
1.延髄と脊髄
2.橋
3.中脳
4.発生期皮質
5.原始皮質
6.初期皮質
7.成熟皮質
簡単に言えば、
脳の発達に従い出来る運動が増える
ということ。
それぞれ代表的な例は、
1.手足ばたばた
2.うつぶせで腹ばい
3.ハイハイ
4.ヨチヨチ歩き
5.ちゃんと歩く
6.走る
7.字を書く
それぞれの動作が出来るように
なったら、十分脳が発達している
と言えます。
2~3歳ぐらいに
それまでほとんどしゃべらなかったのに
いきなりおしゃべりになる
「言葉の爆発期」が来ますが、
これも
レベル6:初期皮質
の十分な発育の結果発現する能力です。
赤ちゃんの運動能力を優秀にするには
それぞれの時期に、
機能に合った運動の機会を
与えることが大切なのですね。
そして目安となる平均月数に対して
”どれだけ早く/遅く”達成したかで
身体的知能指数を割り出します。
【前転の環境】
運動に興味をもった子どもにとって
大切なのは、
快適で安全な環境です。
失敗しても転んでも
心地の良い床で運動させて
上げましょう。
ウレタン素材のジョイントマット
でもいいのですが、
運動を始めたばかりの幼児には
「少し硬い」ので、
クッション性のあるマットを
おススメします。
また、
「でんぐり返しの練習」においては、
練習の補助として
・傾斜した床での練習がおすすめです。
10度くらいが適度なのですが、
10度の坂を作るのは難しいので、
屏風折りできるプレイマットで
端っこを折り返して
2枚→1枚の坂を作ると
練習しやすく、片付けも簡単です。