本年度の神戸大学理学部物理学科編入試験について、


書いてゆきたい、と思います。



大問Ⅰは、剛体球の平面衝撃運動


(相当単振り子の長さ等)の1種であり


この問題は、かつて、私がこのブログで、掲載した


~九大・理学部・物理 h27年度大問Ⅰの4~の類題。


九大・理・物理・平成27年度


 

のようなものみたいです。




そして、また、「裳華房基礎物理学選書


・演習物理学・小出昭一郎著」


にも例題として掲載されています。


この小出昭一郎先生の裳華房から出版されている


「物理学」とその演習書「演習物理学」は、


昔からレベルの高い旧帝大の物理対策


として好評を博しておりますが。


間違いも多く(このことも昔からよく言われてました)


少し戸惑いを覚えます。


そして、


九大・理・物理学科でこの問題が出題されたのが平成27年度。


さらに、、神戸大学理学部物理学科でこの問題が出題されたのが


本年度の29年度。


このような同じテーマの出題が、


「質点系・くさりまたはひも」に関して


「2013年 東北大学と神戸大学の理学部物理学科編入試験」、


 において出題されました。


この「くさりとひも」の問題に関しては


「裳華房基礎学選書3・原島鮮著・質点系・剛体の力学」


において理論的に分かり易く書かれています、


理学部物理学科編入試験の内容には、


「流行り」があり、近い年度の同じレベルの大学の


理学部物理学科編入試験


をみておくのも、効果的な、対策と思います。



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高専生や一般の四大生というように、


編入試験の受験者の所属や資格は、


多岐にわたっており、


そのため、編入試験を受ける段階


での学力の相違があり、その原因をカリキュラムの面から


考えてみたいと思います。


私自身、平等をここがけて解析いたしますが、


偏向などが、見られたら、何卒、ご容赦くださいませ。


まず、四大は、高卒後4年間での履修を


ベースにしており、かたや高専は、


四大よりも短い教育年数での履修をベースにしています。



これらを「四大の教育課程から、何を削除したか」で、


」比較してゆきたい、と思います。


高専は、「4年程度の専門を担保するため


教養を大幅に削除しています」


機械系高専では、専門の数学と物理は、


高専の4、5年次で履修し初等力学は、


3ん年生の段階で、履修します。


よって、専門レベルでの数学と物理を履修することなく


初等力学を履修します。


工業力学」は、高専3年生、「応用数学」は、高専4年生で


多くの高専では、履修します。


「大学教養程度の数学(18単位)」は、


高専3年生までにならいますが、


それらは、専門で使う数学に偏っており、「確率統計」や


「線形代数」が、欠落しています。


これからは、「高専の機械系学科」に絞って見ていきます。


「高専の機械系学科での必修履修科目」は、


「3年生までに59単位中28単位」を取得しなければなりません。


このことは、「高卒と同年齢」の段階で


、機械に関する専門知識をほぼ、ならうことを意味しています。


そして、高専4年生以降に、


「その理論のベースとなる数学・物理」を後から、


ならうことになります。


これらのことから高専は、「高卒+短期高等教育2年」


の制度を持つ学校といえるかもしれません。



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編入の物理の試験において、解答の記述は、


時間の関係上数学の専門書のように、


精密極まりなく完成する必要はなく、


高専の「応用物理」や、「工業力学」のように


導きの結果を「公式として」記述するレベルで、いいです。


例えば、本年度の岡山大学理学部物理学科編入で出題された


「線形2階微分方程式」を解答する際に、


数学の専門書に見られるように、


「同時系において3つの場合に分かれてその各々について、


導きを完璧に行う」、必要はないです。


本年度の岡山大学理学部物理学科編入試験に合格した


高専生の彼は、


「森北出版 工業力学」をよくよんでいました。


それに掲載されている例題レベルで十分と、思います。


                                       

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