毎週、週末のこの時間になると家の近くのカフェで週末までにまとめた先週の出来事を元に来週の相場について考える時間にしています。
毎週快く外出させてくれる妻に感謝。
先週のブルバーグの記事は秀逸でした。
●野村営業マン奮闘記、1600兆円の個人資産に照準-放て希望の矢
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MVVNL66JIJUT01.html
野村のリテールで31歳上田さんの話に相場や日本がおかれている環境等を複合的に書いた記事。
この上田さん、慶応高校・大学で弓道部に所属。
弓道の話から三本の矢の話に移るあたりはウマイ!!と思いましたw
最近、株に興味を持ち始めている客が増えているということや、
ハーバード大教授の今のところ三本目の矢にはバイアグラが少し必要なのでは」というコメントを紹介。
その後、上田さんが倒れて復帰、一分一秒を大事に生きよう。
みたいな話で締め。
最後のコメントの
>「将来得られる報酬や、過去の失敗にとらわれて生きていきたくない」と上田は言う。「弓を射るとき、的にあてたいとか勝ちたいという欲があると体が硬くなり弓を引く上で邪魔をする。仕事も同じ。将来の結果や過去のことにとらわれず、今この瞬間に集中したい」。
いやいや、リテールは客へ進めた商品の失敗は常に抱えて生きないといけないでしょう。
意図は違うにしてもこのセリフは自分の胸の中だけにしとけよ。
「過去のことにとらわれず今のノルマを捌くことに集中したい」ように見えてしまい、どうしても客を切り捨てて突撃みたいな良くない印象を受ける。
リテールは特に客に勧める仕事は過去失敗にさいなまれながら、損した客の怨念と共存して生きて欲しい。
私の場合、成功と失敗のイメージは半々と決めています。
先入観を持ってはいけない職業ですしね。
ディーラーは短時間に成功と失敗を大量に積み上げますし、365日株をやっているので教材は大量にありますので、その中から教材として適した成功と失敗を自分の糧としています。
話が大幅にそれました。
来週で決算発表がほぼ終了。
中間期までの業績の確認は一言で言うと「まずまず」や「堅調」という言葉がぴったり来ると思います。
今年度もあと4ヶ月半ということで今期の業績もだいぶ見えてきました。
為替がここから円高に進んでもある程度の業績は期待できるでしょう。
年末にかけて焦点は業績の持続性へ移ります。
この持続性があると判断されれば年末から年度末まで株価は上昇するでしょうね。
注目すべきは為替の位置です。
期初に描いていた米国の利上げ時期は後ろ倒しの見通しですが、為替がここで留まっているのはポジティブにとらえるしかないと思います。
目先は金曜の雇用統計等が市場予想を上回っている点、欧州の利下後の展開に焦点が当たると思います。
※来週は予約で昼更新をしてますので昼飯を食べながらでも覗いてみてください。
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