株が面白くない件について | 小遣い0円サラリーマンの生き方

小遣い0円サラリーマンの生き方

転職で年収激減⇒妻ブチ切れ⇒小遣い没収⇒哀れなリーマン
6年の証券会社でのディーラー、個人投資家15年の経験を活かし、株・FX・投資信託等で小遣いを捻出。
世の中の貧乏サラリーマンを無くすべく立ち上がりました。
アフリエイトや自動売買には負けないぜ!!

ライブドアショックが終わって1,2年してから株が面白くなくなったと思いませんか?

私はそれを強く感じている一人です。

確かに株は上がっているほうが面白いと思うので下がリ続けてる時はつまらない。というのは正しいとおもうのですが、それ以上につまらないです。


株が誰よりも好きだった自分がそう思うのも信じられません。。

2007年にディーラーを辞めたのはディーリングに冷めたことも大きかったのですが、株に冷めたことが一番の原因だったと思っています。


面白くなくなった一番大きな要因は日本株が完全に世界的なインデックスの一つになってしまったことでしょう。

は?なにそれ?と思う人がいると思いますが、

3年位前までは指数を無視して銘柄ごとに個別の動きをしていることが多かったと思います。

最近は逆行高という言葉を聞くことも少なくなりました。


この原因は何か?

いくつかあると思います。

一つは日本の証券取引所がルールや設備を世界標準に合わせたこと。

これにより、いままで日本の証券市場が特殊だったため、インデックスで運用にとって弊害だった。

時価を中心とした開示方法もそうですし、寄り付き時の板寄せなどもそうでしょう。


大きな話でいえば規制緩和もそうです。

日本の会社は規制に守られていた部分もあって、

「なんでこんな株価が割高なの?」

と思ってても裏を見てみれば超寡占だったり、会社のBS・PL以外に定性評価で株価を評価することもできました。


開示方法やルールがグローバル化することによってさらにインデックスに組み込みやすくなっているのです。



株を売買する個人投資家としては個別銘柄の発掘が株の醍醐味だと思うのですが、インデックス化することにより、株価を正当化することが難しくなっています。

機関投資家もそうだと思います。

フィディリティクラスの玉で勝負できないと価格を維持することが難しく、意地張って買い支えしてたら割高だと判断され、ロングショートのファンドの餌食になるでしょう。

ファンドマネージャーもサラリーマンなのでムチャはできなくなりました。


銀行や生損保勢もそうです。

会計基準の関係で株を持ちにくくなっているのも大きな要因です。


あと、情報社会は個別株の動きを活発にするかと思ってましたが、ライブドアショック前後までハメコミ用に使われることも多く、ネットで拾ってくる胡散臭いイメージを持たれている気がします。


個人的に期待したいのは昔よりは証券会社のレポートを目にすることができるので、個人投資家にもっと自分で研究して自分の目で銘柄を発掘してほしいと思っています。

インデックス化の理論と矛盾していますが、たくさんの人が個別銘柄を発掘する目を養えば以前のように個別株の動きが活発化する相場もでてくるかもしれません。


セルサイドのレポートは会社寄りに書かれていることが多く、JQの「レポート書けば金が貰える」という制度は期待したいです。私もスキルアップして寄稿できるくらいになればなぁと思っています。

一応、TIWという中立な立場でレポートを書く会社があります。昔はQuickの上位機種で閲覧することができてよく見ていましたが、セルサイドのレポートの調査力に比べたら劣っていて物足りなさが否めません。



話はそれてしまいました。

GDPの成長率を見ても日本の株に投資する理由はありません。

個別株の成長を楽しむ方法もありますが、以前のようなパフォーマンスを期待することが難しいため、リターンは減ってリスクが高まっているという最悪な状況のような気がします。



個人投資家も株じゃなくてもFX、CFDなど新しい投資商品が増えています。

投資信託も手数料が下がり、種類も増えているため、ニーズに合ったものを見つけることもできます。

そんな中、わざわざ日本株に資金を割くのはナンセンスな気がします。


まだまだ理由はたくさんありますが、株の面白さが減っている理由をいくつか書いてみました。