物部メソッドのステップ2の2回目を受講してきました。
ほぼほぼ毎日真面目に腹圧呼吸と裏声トレーニングの訓練を続けています。
トレーニングをしていて実感するのは、自分の体が本当に硬くなってしまっていて本来人間が持っている伸びやかな力が全然出せなくなってしまっていること。
実際私はものすごく体が柔らかいタイプでヨガをやってたときには簡単に難しいポーズができるものだから、先生が喜んでどんどんメニューを増やしてきて、1日のルーティーンが長くなって嫌になってだんだん続かなくなってしまったと言う経緯があります。
それが今は何をするにも体が硬くてできない!
前にハマっていた自力整体のポーズなんか痛くて痛くて全然できなくなってしまった!!
あんなに一時期流れるようにできていたのに、一体何が起こってこうなったんだろう?と思ってひたすら悔しい。
体の硬いことに加えて、体幹と足の弱さも腹立たしい。
足が弱すぎて私は所謂ヤンキー座りができにくくなってしまっていました。
そのためかがむときには膝をついて正座のように体を折り込んでいたのですが、それをパート先で、鬼軍曹のパート長から
「みっともないからやめて」と言われてしまった。
「足が痛いとかなら無理にそうしろとは言わないけど」とは言われたものの、別に足の故障でそうなってるわけではなくて、体の筋肉が衰えているからそうなっているだけなので、思わずムッとして
「座り仕事ばかりしていて足が弱くなっているから今ちょっとできなくなっていますけど、今鍛えている最中だから、もう少し待ってください」
と、啖呵を切ってしまいました。
いやぁー、私を本気にさせるのに一番効果あるのは私を怒らせることなんですよね。
「上」の皆さん、よくわかってらっしゃる。
と、いうのもそう言われる何日か前、動画をぶらぶら漁っていたら「蹲踞」についてかなり細かくトレーニング方法を解説した動画に当たって蹲踞の練習を始めたところだったのです。
長いバージョン。
閉じ蹲踞や丹田を鍛える立ち方の話も。
この先生みたいにはとても座れないけど、できないの悔しいじゃない。
つまり、上の皆さんからの「蹲踞大切だからヤレ」応援だと思うのです、鬼軍曹の意地悪発言。
受けてたってやろうじゃありませんか!
というわけで、前にもちょこっと書いたように、電子書籍で漫画を読むときには必ず10分は椅子に座って足を上げて、体幹のトレーニングをすること、に加え
ストーブの前で暖を取るとき、ぼんやりする時は、動画で学んだ2つの蹲踞の姿勢をキープし、
何気なく立っている時、電車の中で立っている時は意識して立ち蹲踞強化の姿勢を取るようにしています。
物部メソッドのトレーニングを続けることによって、トレーニング的な事は地味に積み上げて継続すればするだけ結果もついてくるのを体験的に知っていますからね。
陶芸のろくろだってそうだったし、英語だってそうでした。
(何故か三線はそうは行かないのが変なとこなんだよね、腱鞘炎になったりしてね。)
nobu 先生の体操で寝ても覚めても痛くて痛くて起きるのも嫌だったほどの腰痛や股関節痛、膝痛は解消されて、今は筋肉をもう一度取り戻したいなと思っています。
(そうだ、もともとあんなに体柔らかくて、筋肉があって、毎日ウォーキングしたりスロージョグしていたりしたのに、なんで今こうなんだ?と考えていたけど。nobu先生の体操に出会う前は寝ていられない位に体が痛い時があったんだった。忘れてたよ。)
例えば、人間は食べなければ死ぬと思い込んでいるために飢え死にをするし、
歳をとったら体が衰えると思い込んでいるから、老人になるのです。
年齢とかそういった事はとりあえず忘れて、私自身がせめて40代位の頃の体の健やかさを取り戻したいと、決めればあの頃の体の健やかさ、しなやかさを取り戻すことができるはずです。
断言!
とは言え矢上裕先生の自力整体は体がもう少し柔らかくないとポーズができないので、本当に久しぶりに自分がヨガを習っていたときのテキストを引っ張り出してこようかなと思ったりしている今日この頃です。
【追記1】
今さ、蹲踞できる若者ってちゃんといるのかな?
お相撲さんになれるだけ足腰が強くて柔らかくて体幹が強い男の子っているのかな?
戦前、小学校に土俵があってみんな子供は相撲がとれたりしたのって、、すごく大事な事だったんじゃないだろうか。
【追記2】
物部メソッドの練習の後の流れで「あおうえいー」を発声するのも続けてます。
一息でできるだけ強く大きな腹圧呼吸の肚声で一音ずつ伸ばすんですが、吐き切ってもお腹を凹まさないで声を出していると、最後はお能の謡いの発声みたいになるのね。
あ、お能の謡の人達ってみんな肚ができてるんだな、と。
能楽師の人を題材にした成田美奈子先生の漫画「花よりも花の如く」を読んでいてお能の深さに打たれているところなんだけど、あれを考えた人(世阿弥だな)、演者、理解して愛好してきた人達の高度さに眩暈がする。
私達ってすごく高度な文化を育んできたのに今みんな捨てようとしていて、一体何をやってるのだ?とジリジリしてきた。