すごい小ネタ&ちょっと尾籠な話です。

(その割に長いです)


私は断食にハマっていた時期がありました。

体の調子や心の調子が悶々として停滞感があったり、いらないものが溜まっている感じで狂った時に一番効果あるのは断食だと今でも思っています。

その頃から経験的に編み出した最速デトックス技は「2日水だけ断食&ウォーターバッシングor梅のお流し」です。


2日間は水しか摂らない。

ただし水は炭酸水や白湯、生姜湯などバリエーションをつけて良い。

2日過ぎて3日目の朝に

ウォーターバッシングか梅のお流しをする。


ウォーターバッシング、とは

正式にはソルトウォーターバッシング、

1リットルの生理食塩水(0.9%の食塩水、1リットルの水 + 9gの塩(小さじ1.5杯))を一気に飲んで少し待つ、と腸が動いて痛くない下痢が起こり、お腹の中の滞留便が根こそぎ出る技。



梅のお流し、とは

梅干しを煮たぬるい塩湯を丼に何杯か飲み、

5種類くらいの生野菜とか、場合によったら大根の水煮を便意をもよおすまで食べ続け、

便意が来たらお腹のものが全部出るまで頑張り、

出し切ったら果物とミルクティーで止める、というもの。


どちらも腸内の滞留便が確実に出ます。

滞留便って腸内カメラなんかじゃ目視出来ないから存在しないのでは?とか言われますが、

私の体感では、「あります」。


私、断食にハマる前や断食をサボって体調悪くなった頃に仰向けになって横たわりお腹を触ると、

お腹の左側、左脚付け根より少し上から脇にかけてにゴムホースでも埋まっているような硬さが手で触って確認出来たのです。

怖かったよ、その手触り。

それが断食&ウォーターバッシングか梅湯流しをして、2日食べていないのに大量の水分といったに常とは違うテクスチャーとニオイの便が出ると

腸から怖い硬さが無くなったりしたのです。

それが体感の根拠1。


根拠2は、その大量の水分と一緒に出る排泄物の形状とニオイが、あまりにもいつもの「お便り」

と違うのです。(以下具体的で尾籠です)

形状はヒラヒラして色は黒くて海苔っぽいことが多く

ニオイはセメダインみたいなツーンと科学的な臭い、か、まさにドブみたいな悪臭。

単におなかを壊したりした時のものとは全く違います。


で、私はこの、特にニオイと出た後の腸の左側のスッキリ感で「あ、これ溜まってた滞留便出たな」と判断します。


はい、ここから今日書きたかった本題です。


断食してないのに「あ、これ滞留便出たな」ということがあります。

時々そんな体感になるのですが、今日もなりました。


厳格な生菜食と時々の断食をする西式甲田療法の実践者さんには

ある日お腹が脂汗が出るほど痛くなり、トイレに駆け込んだら大量の常とは違う排泄物が出て、それから体調が好転した、という体験談がよくあります。

ドラマチックな「宿便」の排泄体験です。

他方しっかり西式甲田療法を実践していても、上記のようなはっきりした宿便排出イベントは起きないままながら、

甲田光雄医師の触診で「宿便も出とるな」「お腹ずいぶん柔らかくなったな」と言われて、徐々に回復していくタイプもいます。

「マンガでわかる西式甲田療法」を甲田先生と共著した赤池キョウコさんはこのタイプ。


多分私が時々体験する、断食も梅湯流しもしていないのに「これ滞留便出たな」という体験は赤池キョウコさんタイプの、徐々に腸内が整いながら少しずつ滞留便が出ている瞬間に気がついた、という事だと思います。


はい、本当の本題はここからです。

私が「滞留便が勝手に出てくれたな」という体験をする時は大体は食養生を真面目にしている時なんです。

今回は最近雑穀料理に回帰してゆるベジタリアンをしていたことに加え、今日ちょっと引き金になったんじゃないか?と思うものを食べました。


それは、米粉の3分の1を生の玄米を挽いて粉にした玄米粉に置き換えた粉で作ったスギナのパンケーキ。

スギナ粉自体入れるとかなり食物繊維が豊富になった印象があるんですが、今回はいつもの米粉の半分くらいを生の玄米粉にしています。

それも玄米を自分のミルで挽いたものだから正直かなり荒い粉で、ちょいとザリザリする食感でした。

スギナと相まってとても噛みごたえがある仕上がりになりました。


今、本当に左のお腹がスッキリして軽く、

所謂宿便が出た体験者みたいにちょっと怠いような眠いような感じです。

腰や股関節が痛いなどもあまり今は抱えていないから、かつて体験したみたいに「大量にウンコが出たら股関節が痛く無くなった!」みたいな体験はないです。


長々かいてきましたけど、

宿便とか滞留便を排出するのに断食やウォーターバッシングや梅湯流しみたいに特別なイベントを組まないのって、やっぱり「楽」だ、ってことです。

甲田光雄先生が「生玄米を食べた次の日の朝の排泄の感動を是非体験して欲しい」と何回か書いておられたんですが、挽いてすぐパンケーキに焼いた玄米粉なんて半生みたいなものだから、似た状態なんでしょうか。

いずれにしでも、今制作で落ち着かないでいるので断食などしている暇がない中、これで滞留便退治ができるのは便利、簡単、快適、楽ちん、です。



これは米粉のみ使用のスギナパンケーキ。

これだってすごい食物繊維の食感だった。

でも今日みたいにはならなかった、ということは挽いた生玄米がやっぱり、なんでは。