「そろそろ大月の禁断症状が出てきた・・」との高校友人のお申し出を受けて

まんぼう(「蔓延防止等重点措置」・ってすごいねぇ。難しい言葉を使う選手権なの?)絶賛実施中らしいんですが

昨日高校同期マダム2名と「タンドール窯試運転パーティー」を決行しました。

 

タンドール窯は今「自立共生塾」で関わっている「非電化工房」さんのリモートワークショップで3月下旬に自宅で制作したもの。

タンドール窯で目の前で焼くナンと本格インドカレーをセットで売ったらマルシェで大人気で長蛇の列だということで

主催の藤村先生の「凄い武器になるからできたらWS取ってほしい」という猛プッシュを受けて参加・制作しました。

(塾とWSは別立てなので塾の受講とは別に申し込み&お支払いをする必要があります)

タンドールは従来素焼きの鉢を2つ組み合わせて作ていたのですが

コロナの影響で適正サイズの鉢が輸入されなくなり、

外側ボックス型のタンドールボックスをみんなで作ることになりました。




本当はさらに塗装をしてあげて完成、なのですが

私の場合ボックスの造作が下手過ぎて隙間をパテ埋めしたりさらに手間がかかりそうなのでず~っと放置状態にしていました。

結局このまま使用して外側が汚くなったらまた考えようかな、と。

 

さて本来なら次は試運転なのですが

独り暮らしの身としては試運転でも自分のためだけにナンを焼いたりタンドリーチキンを焼いたりって元気はない。

今回友人たちが来るというので渡りに船とぶっつけ本番で臨むことになりました。

お客さんに生まれて初めてトライするものを食べさせるこの無神経さを

笑っていいノリで参加してくれるのがお友達のいいところ!

 

タンドールの中では炭火は着火しにくいのであらかじめ火を起こしてからタンドールの中に。




キッチンのガス台に炭をのっけて直接炙って着火。

タンドールの中に入れてお友達に最初はうちわや火吹き棒で煽ってもらったりしましたが、大変なので

ドライヤーを使って送風してもらい、しっかり起こします。

 

心配で炭を入れ過ぎたせいで窯の温度が規定より高くなってしまい、

最初はナンもすぐに焦がしたりしてしまいましたが

ナンの薄さと位置を飲み込んだらだんだん成功するように。



 

第二懸案の「つるし窯焼き焼き芋」も。

 




 

これも温度高かったせいでやや焦げてしまいましたが

ナイスな焼き芋ができました。




 

 

それにしても春の縁側で火を扱っての昼呑み、楽しすぎ。



タンドールの中だし炭火だから炎そのものでもないし、

適度に安全で適度に野趣があって、

なんたって焼けるものが美味しい!!

 

これは山梨の私の家でのおもてなし呼び物になるし

もう少し修練してナンを百発百中で焼けるようになったら

本当にマルシェで出店できる勢い。

 

使ってみて解ったのは見てくれに反して、このタンドールボックスがすごく軽いこと。

大きいのでちょっと持ち方に工夫をしないといけませんが

1人でも難なく運べる重さ。

2人なら楽勝です。

 

それから作っているときには無用感があったボックスの足も

人がタンドールを使うのにちょうどよい高さになっている感じだったり

ボックスの角にちょっと小皿やこれからの食材を置けたりするのも便利だったり

使ってみないとわからないな、と思うことはたくさんありました。

 

あまりにも楽しかったので

タンドールを毎日使えるなら仕事にしても楽しいな、なんて思い

さすらいのタンドールキッチンカーもできるし

私はこのワークショップを受講したので自分自身でも制作ワークショップを開いて普及させる許可も降りているし

キャンプ場にこのタンドールボックスをたくさん作ってタンドール窯サイトを作ったりもできるし

と・色々妄想も捗る午後となりました。