天才っていうかニュータイプというか、新人類というか。
生まれた時から飛び抜けた叡智と好奇心とエネルギーの塊で、興味の赴くままにぐんぐん自分の興味と見識を広げていく。
その興味の幅と探究心の深さはその年齢からは想像を超えて、生半可な大人なんて全く太刀打出来ず、まっすぐ受け止められるのは各分野のスペシャリストだけ。
そんな子ども達って今たくさん生まれてきていて、既成の学校教育とは不協和音を作りながらも親御さんや周囲の理解もあってなんとか現世と自分を繋いでいる。
っていうのは 話では聞いていた。
で、先日、まさにそういう子に会いました。
都内のとあるカフェギャラリーで、カザフスタンの伝統衣装の素晴らしいコレクションの展示があるというので
最初にその情報をくれたひとまわり年下の「姉弟子」Aちゃんが来廊する日に合わせてもうひとりの「姉弟子」Yさんと集合。
カザフスタンの衣装は絹地に伝統模様がびっしりと手刺繍されたもので、そのものが出す「物としての波動の高さ」みたいなものがリアルにビリビリ伝わってきました。
気をつけて口を閉じてないとうっかりヨダレが出ちゃいそうだった、素晴らしくて。
で、そこにAちゃんを慕って天才ボーイとお母様のMちゃんが合流。
素晴らしい展示をハイテンションで観て、
併設のカフェで天才ボーイが今興味あることをマシンガントーク。
これがえっ?と思うような専門的な化学や物理の実験や植物のこと、火山やマグマのこと、エネルギーのこと、はたまた人体や免疫や発酵のこと・・・・何もかもの興味あるの??と思うほど広く、そして細かい数値を上げながら具体的な事象や実験結果の話を話してくれたり
色々思いついた実験をしたいから「危険物処理」やら「ボイラー○○級」やらの免許もすでに取ってしまっている(小学6年生です)話とか
いやぁ・ちょっとやそっとガッコーの勉強ができたりする奴をヨイショで呼ぶ「テンサイ」っていうのじゃなくて
本当のほんまもんの「天才」っていうのはこういう子なんだな、という子でした。
もちろん頭の回転や知識がまわりの子供や小学校の先生とは合わないので
2年間くらいで学校に行かなくなってパソコンや本で独学しているみたいなのですが
支えているお母さんの見識の高さ、天才息子君を信じて守ってきた強さが素晴らしい。
大事にこの天才の伸びたいままに伸ばせてあげた親御さんの語らないご苦労の大きさに本当に頭が下がりました。
話を聞いていてふと
「東大があなたみたいな突出した子供たちを伸ばすためのプロジェクトをしてるけど?」
と口に出したら
なんと既にこの彼は東大先端研の異才発掘プロジェクトROCKETに在籍しているそうでした。
そういう子供たちがいるのは知っていたけれど、リアルに会ったのは初めてだぁ。
たとえば秋山眞人センセとか並木良和さんの講演の後のQ&Aなどで、
宇宙人的というか全く新しい人類、という感じの子供を持った親御さんがその接し方について質問したりするのを聴いたりもしているので,そういう子供たちがガンガン生まれてきているらしいというのは知っていたし
自分の知り合いの子供達にも特に21世紀になってから生まれた子供は今までの人類とどこか違う達観した感じや「中身は大人」という印象。
この少年は科学に対しての興味が突出しているから目立つけれど、
植物や環境やヒーリングや、まだ目に見えにくい分野の天才も本当はたくさん生まれているんだろうな。
んー、人類の未来は(意外と)明るい。
私達大人の役割って
せめて彼らが真に地球に役立つ働きを実現できるように邪魔をしないこと、
これ以上問題をこじらせて彼らに新たな負担を作らないこと、
彼らが健康にのびのびと子供時代を損なわないで生きられるように守ること、
だなぁ。
天才くんは保育園や小学校で「長いものに巻かれる」が絶対にできなかったらしく、その都度お母様が対応をして、彼を守ってきた。
そのご苦労とファイティングスピリットに深く敬意を表します。
お母様だってまだまだお若い女性なのに。
あの若いお母様は聖母だなぁ。
私のようなものは本当になんの役にも立てないんですが、こういう突出した子供達とそれを支える親御さんに
何か応援できる事があればいつでも協力したいと思いました。
ほんと、私の寿命なんかいつでもくれてやれる、と思ったよ。