つつがなく57歳になりました。
(文字で見るとすごい年齢だな)
今年は陶芸と同行二人、磁器の粉にまみれて朝も夜もなく制作していました。
作品削りながらふと気が付いたら零時を越えて「今日」になっていて
こうやってひとりで制作していて誕生日になるのをあと20回くらいやってもいいなぁ、と。
そして個展のオープニングの次の日の朝くらいに起きてこない、みたいなのが最高にいいなぁ、とか。
ぜ~んぜんやりたくなくて苦痛だった時期もあったけれど、やっぱり陶芸が好きです。
「一生にひとつだけ絶対に願いをかなえてくれるお地蔵様」というのが宇佐神宮の外側にあって、そこでお願いしたのは
「とにかく死ぬまで陶芸をやっていられますように」ということでした。
たぶん叶うでしょう。
生きているために何かを作るのが必要で、粘土にまみれているうちに
大天使みたいな人達が私を引き上げてくださったり
菩薩みたいな方々が陰に陽に応援してくださったり支援してくださったりして
決して才能があるわけでもデキルわけでもヤリ手なわけでもないのに
こうやって作り続けていられます。
私は本当に恵まれています。
ありがたいことです。
それにしても去年の誕生日は東京に用があったので東京の実家に泊まって
倒れる前の母と妹と3人でささやかに誕生日祝いをしていました。
その後の個人的な怒涛の日々や世界的なコロナ騒ぎも始まって
去年のことはもう思い出せないくらい遠いイメージです。
3年も4年も前の事みたい。
こうなると来年なんて全く予測もつかない。
来年の自分はどうなってるのかな。
う~~~、今日はこれからひと寝入りして
こいつを本焼きします。
母屋から窯場まで無事に運ぶことが一番のネック。
雨、止んでくれるとありがたいんですが。