生まれて初めて天ぷらをあげてみた。
うまくいきました。
これで小麦粉と油があれば雑草も食材。(笑)


🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤ここから本題🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤


自分にとってとにかくこれを服用すれば!という常備薬みたいなものって皆さんありますか。

私の場合、意外にも酒でも制作でもなくて、本です。

 

私、何度かこの本をお勧めしてきたんですけど、今また常備薬としてご紹介します。

アニータ・ムアジャーニさんの臨死体験を挟んだ人生と気づきのお話です。

 

「喜びから人生を生きる!」アニータ・ムアジャーニ著 ナチュラルスピリット社 刊

 

(アフィリエイトになっちゃうけど、ワタシ手続きとかしていないので特に何か私に影響はございません。)

 

私はこの本を読んで本当に死ぬのが怖くなくなったのです。

もちろん、命を落とすまでの過程では痛かったり苦しかったりいろいろあるかと思うけど、

この本でアニータさんが体験した「死」のめくるめく輝きと平安と喜びの世界を読むと

いっそ死ぬのが楽しみなくらいになる。

 

私は気が小さくてすごい怖がりで、いろいろなことを心配してきました。

定収入を得る仕事を自分でやめてしまってからが特に酷くて

お金が無くなる恐怖から飢えることの恐怖につながって、

飢えるということを怖れなくてもいいように、また病気になって無駄なお金を払わないでいいように、

断食や極端な粗食の健康法を練習して飢えに対する恐怖を克服しようとしたりしました。

 

でも、死ぬのって怖くないらしいって知ったら。

別に死ぬのは肉体だけであって自分の「本体」みたいなものは永遠に続くと知ったら。

そこまで怖い怖いと思わなくなる。

飢えても病んでも辛いけれど、突き抜けて死んじゃったらもうフェスティバルみたいな世界が待っている、らしい。

 

なにかで不安になったり、怖くなったりしたらこの本の臨死体験のページを読み返すと

とても落ち着いてきてすべて受け入れようという気になります、私の場合。

 

「まっ、究極死んじゃうだけだしなぁ」。

 

そう呟いてあとは今日食べられるものを感謝していただき

今日住んでいる家とか今日来ている服とか今日関わった人や物事に感謝して、

それを味わう。

 

ということで、もしもこのところの世界の成り行きを見ていて心がざわざわしてしまう人がいたら

この本を読むとちょっと違うかもよ、と私はお勧めします。

私にはクリスチャンにとっての聖書みたいな位置です。

 

もうひとつ。

 

漫画なんですが登山をやっている人にとってのある種のバイブル、みたいな評判のこれもお勧めします。

 

「岳 みんなの山」 石塚真一

 

 

 

概要はwikiをどうぞ。 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B3_%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E5%B1%B1

 

日本の北アルプスを舞台とした登山と山岳救助の話なんですけれど

これを読んでいると

 

余計なものは結局何もいらないな・とか

命と経験とだけが残ればそれでいいな・とか

命、生きていること以外のものは真面目に単に「付随するもの」だなぁ、とか

なんか林の中で素っ裸で立っているみたいな気分になります。

 

これを読むと自然の厳しさと人間の小ささが身に染みたりしつつも

人にとって何が大切で何が枝葉なのか、本当に本質的な行動とは何なのかとか

しん、と体の芯に染みてきます。

 

んで・

本当に生活のさまざまが「枝葉」だなぁと思われてしまって

とりあえず見栄と物欲がどんどん減る。

大事なものしか大事じゃない、と思うようになる。

 

これはモノツクリという立場の私にはちょっとまずい作用でもあったのですが

(自分で使う食器とか真面目にどうでもよくなったし。)

 

それでも・だからこそ・

「本質的でないものはもう作らないでいい」

「本当に作るべきものだけ作ればいい」

という風に心が定まったし

 

人の命の儚さに(漫画の中で日常的にすごく呆気無くたくさん人が死にます)

だからこその今この時を、人の思いや望みのきらめきを、

尊い、とひとしお感じるようになりました。

 

今、命を燃やしてここに在る、ということだけが大事だな とか。

 

18巻だけど1話ずつ完結したお話なので、電子書籍のお試し読みなどで読めたら読んでみてください。

 

目下この2つが私の心の常備薬みたいな本です。

もしもちょっと気分がザワザワしている人がいて、時間があって読める環境にあって、気が向いたら手に取ってみてください。

 

どうやら本当に気合を入れて自分の心のマスターでいなけれならない地球に来ちゃったみたいですし、私達。