さて、お待たせしているヴィパッサナー瞑想合宿の話を書こうと思います。

 

ヴィッパッサナー瞑想、ヴィッパサナー、とは「物事をありのままに見る」という意味。

ゴータマ・シッタータことゴータマ・ブッダが実践して彼自身が悟りを得た仏教成立以前からの瞑想法、ブッダがその精神的な教えとともに弟子たちに伝えてきた瞑想法。

仏教自体ブッダがお開きになったインドでは絶えてしまって周辺国のスリランカ・タイ・ミャンマーのいわゆる「上座仏教」を継承してきた国々、宗派で受け継がれてきました。 

 

「ヴィパッサナーは“今という瞬間に完全に注意を集中する”実践です。何をしていても、“今・ここの自分に気づいていく”こと。それが、ヴィパッサナーです。自分を客観的に“よく観る”のです」  http://www.j-theravada.net/4-vipassa.html

 

 

私が参加したヴィパッサナー瞑想の合宿はインド系ミャンマー人のS・Nゴエンカ師という方がミャンマー人のお師匠さん(僧であったかどうかはちょっと覚えていない)サヤジ・ウ・バ・キン師の指導法を受け継いで宗教臭の少ない(ないわけではない)瞑想法の技術習得にフォーカスした、全世界的に活動している団体のもの。

こちらが日本支部のHPです。詳しくはこちらを。

 

https://www.adicca.dhamma.org/ja/

 

具体的に何をするのかというと朝4時に起きてスケジュール通り生活し休憩を取りながらも1日10時間瞑想をする、その間は

 

コース中は敷地から出ることは禁止

男女の接触も禁止

外部との接触禁止(スマホ・携帯は預けます)

「聖なる沈黙」で参加者同士の会話もアイコンタクトもジェスチャーも禁止、

完全な菜食の粗食

歌ったり踊ったりの娯楽、ジョギングなどの息の上がるような運動、精神的に作用してしまう可能性のあるヨガも禁止、

お化粧・アクセサリー・宗教的要因のある装身具などを身に着けない

いかなる宗教的儀礼やヒーリングなども行わない

他の瞑想法などを絶対に併用しない

断食もしないこと

 

など守るべき規則があります。

これは仏教の五戒

  1. 生き物を殺さない。
  2. 盗みを働かない。
  3. 一切の性行為を行わない。
  4. 嘘をつかない。
  5. 酒・麻薬の類を摂らない。
を守ることをコース中は要求されることと、10日の間に自分でも気が付かないくらい精神的に非常に深い浄化が行われているので、他の瞑想法を混ぜたり激しい運動をしたりすると本当に自分たちが思っている以上に危険だからです。
実際にガイダンスの時に話が出ましたが、他の瞑想法と混ぜて実践して指導者の先生方にも手におえないほどあちら側に行っちゃった参加者がいたそうです。
 
実際自分も指導の指示をちょっと勘違いして実践しちゃった結果かなり激しいイリュージヨン的な体験をしたので「混ぜるな危険」は、脅しでもなく本当に危険なのです。
「聖なる沈黙」も初日にわかってない参加者が私に話しかけてきてとても集中がそがれたことがあって、本当に大切なことでした。
細かい規則は面倒くさくても守ることは大事です。
 
こちらのブログに私が行った千葉のダンマーディッチャに私の参加するコースの1つ前のに参加したらしいとても新しい情報が出ています。
 
 
参加方法から実際施設に行くまで、施設の写真まで大変に良くレポートされていて、私も出かける前にずいぶん参考になりました。
私がグダグダ書くより情報はこちらを読むといいよ。
私は私で自分の個人的な話を次項以降で書いていこうと思います。