近年大人気というか・これが解んなきゃ悟ってないんじゃないか、とみんなそわそわ・悟り界の最終兵器的な「ノンデュアリティ」(非ニ元)についてどう思われますか?という質問に対しての禅僧・向令考老師のお話。

 

「ノンデュアリティ」を日本で流行らせた大和田菜穂さんが動画で対談でも質問などしても意味深に笑ってるだけ(言葉で表現できないものだかららしい)で、見ている方はなんだかただ困惑するだけだし、

「非二元」って「宇宙との合一、ではまだ宇宙と自分、という二元の世界で非二元はさらにその感じている自分もいなくなる」とか(なにそれおいしいの?)的な「今つらい」「今苦しい」私には関係ない話なので、遠巻きに眺めていた。

般若心経の「色即是空・空即是色」と同じことなんだろうなぁ、と思ってラベルが変わっただけって気もしたし。

 

 

前にも聴いた、このスピTVの向令考老師のお話を聴きなおしたら、意味深な「私はいない」の話をすっごく簡単に表現していた。
曰く・

 

「暑い日、仕事の後にビールを一口、「あ"~~~~~~~」って感じの時、
温泉のなかにどっぷり浸かって「う"~~~~!!!!」ってなる時、

その時「「私」はいない」。

みんな体験していることだけど、特別視していて気が付かないだけ。

座禅をするという事は(念仏でも祈りでもなんでもいいです)「すべては愛の中にある」(大和田菜穂さんの決め台詞)を深く体感すること、味わうという事。

人間は「スーパー宇宙温泉」のなかにいつも浸かっているけれど、いつも過ぎて忘れているので、裸になって、時々どっぷり肩まで浸かって、自分を忘れてほっこりと安心して、大いなる慈愛の中に本来は生かされてある、そういう無条件の安心、自己充足感は人間は(思い出すことが)必要であるんだよね。」

この動画の1:02分頃の話題。

https://youtu.be/Ppkoy7plVQc

 

「全ての「行」は概念的な体験ではない、「体感」である。」

 

「目の前のことをただ丁寧にする」(これは「黎明」の葦原瑞穂さんもおっしゃっていること。)

 

「お風呂に入って「じわ~~~っ」としているあの感覚を思い出せればいい。」

 

等々、いいお話というのは難しい表現はしないもの、という典型みたいな良い動画。

 

「サトリ」「見性」なんて言って大袈裟に考えなくても、毎日お風呂に入って「あ"~~~~~!!」とは、なるよね。

せめてその時に自分が「スーパー宇宙温泉」のお湯の中でほっこりしているという事に意識を向けよう。(*^_^*)

最近腰のせいで瞑想もお休み中なので。