凄く好きなタイプの音楽に出会った。

それは17世紀初頭、ルネッサンス音楽とバロック音楽の初期というんだろうか、に活躍したモンテヴェルディというイタリアの作曲家の作品。

 

作業中にかけていたNHK・FMの大好きな番組「クラシックの迷宮から」で生誕450年を記念して紹介されていたのだが、冒頭のこの2曲ですっかりノックアウトされてしまった。

 

以下、「クラシックの迷宮から」のサイトのサウンドセットから。

 

「聖母のための夕べの祈り」から 「主よ、早く私を救いへとむかわせてください」「主よ、救われるべき人に」
モンテヴェルディ:作曲
(演奏)アントネッロ、(合唱)ラ・ヴォーチェ・オルフィカ、(指揮)濱田 芳通
(2分08秒)
<Anthonello MODE AMOE 10007-8>

「歌劇「オルフェオ」から 「覚えているかい、深い森よ」
モンテヴェルディ:作曲
オルフェオ…(カウンターテナー)フィリップ・ジャルスキー、(管弦楽)イ・バロッキスティ、(指揮)ディエゴ・ファソリス
(1分58秒)
<ERATO WPCS 13656

 

1曲目は同じアンサンブルの音源はCDが出ていたが売り切れ、動画を検索したがちょっと見つからない。

 

2曲目は同じ演者じゃなさそうだけれど似た感じが「オルフェオ」というオペラまるごとYoutube に上がっていた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3Ma4OelX45I

 

でも何しろ一番最初にかかった日本の古楽アンサンブル アントネッロと古楽和声グループ ラ・ボーチェ・オルフィカによる目白で行われたバロック音楽祭の録音が情熱的で躍動感があって好みだった。

アントネッロのメンバーでもある指揮者の濱田芳道氏の個性によるものであるようです。

 

アンテネッロという団体が気になって調べたらHPがあった。

 

http://www.anthonello.com/index.html

 

次の公演が6月7日で目白ですって?????

目白はなんとバロック音楽で町起こしをしているらしかった、地元の近所なのに知らなかった。

・・・おや、ラ・ボーチェ・オルフィカのHPからは「聖母のための夕べの祈り」のCDが買えるみたい。

ちょっとだけ覚えておこう。

 

この後 アントネッロを動画で検索したら「戦国時代の南蛮音楽」の紹介などというあまりにもそそる動画が出てきた。

クラシック専門ネットラジオの番組を公開したもので、演奏もだけれどその頃の楽曲をどのように調査再現するかというお話もとても面白かったので、一聴の価値あり。

楽曲は意外なまでに現代的でかっこいいノリの良い曲。

 

https://www.youtube.com/watch?v=AmlAcawZ-cY&t=488s

 

戦国時代に一度南ヨーロッパのバロック音楽は宣教師とキリスト教とスペインやポルトガルの船員たちと一緒に日本に入って来ていて、その後日本は鎖国をしてしまったのでその頃のバロック音楽は日本の音楽に溶け込んでしまったのかもしれない、というお話は妙にこういう音楽が好きな私を納得させるものだった。

 

いやぁ~、面白い。

最初のモンテヴェルディに戻ると、今週はNHKFMの朝の「古楽の楽しみ」がモンテヴェルディ特集なので朝タイマーをかけておけばモンテヴェルディの音楽で朝を始められるのであります、嬉しい。