実は吹き替えの映画や日本語映画を作業中、ご飯食べながら字幕映画を結構見ているけど記事にするほどでもないから書いていないんだった。
自分の備忘録に書くと
○「とてもうるさくて、ありえないほど近い」(吹き替え)
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3436/index.html
911で父親を亡くしたちょっとADHD気味の男の子がお父さんが最後に残した鍵の持ち主を探して探索を続ける。
評判も良かったし、なかなかの佳作だったけれど、少し淡々としすぎかな。
あの事件はまだ微妙で映画の題材にするのもまだ結構勇気がいると思うのでこう淡々としていたのだろうか。
観ている前後に911が完璧にアメリカ主導のやらせだという報道がアメリカの高官から出てきて微妙な気持ちになって映画とは別のことを沢山考えちゃった。
○「ブルー・ジャスミン」(吹き替え)
主演のケイト・ブランシェットの好演が評判だったのと彼女のインタビューを「ビッグ・イシュー」で読んだので気になっていた。
ウディ・アレン監督だったのね。
セレブ妻だったのだけれど旦那さんんの犯罪が発覚して転落したジャスミンという女性が妹の家に転がり込んできての物語。
淡々とジャスミンの、ちょっと見にはわからない狂気の行状が描かれていく。
落ちも救いもなくて、見終わって本当にうら寂しい気持ちになってしまったよ。(笑)
ジャスミンに対する救いの無さを見ているとウディ・アレンはこういうセレブ階級の人、嫌というほど見ているんだろうな。
ケイトはこれでアカデミー賞主演賞を取ったのは納得。
アレン監督78歳だそうで、若いころの才気を収めて円熟の巨匠として人間の業の深さのようなものを突き放して救いなくも、意外と神の暖かさで描いているように思いました。
楽しい映画じゃないけれど、心に残りました。