このブログを読んでいてくれる人はよく御存じのように、私は定期的に酷く落ち込んでしまって布団から起きられないくらいになってしまうことがありまする。

で、今日それになって。

 

天気が良くてお日様がどんどん高く上がってるのに、目が覚めていてもどうにも気分が落ち込んでいて起き上がれないでスマホでウダウダごみ記事を読んだりして、8時も周ってからようやく起きて太陽凝視と腕振り体操、瞑想を敢行。

 

瞑想終ってもどんより感が抜けないのでブレインダンプでもするか~、とノートに向かったら・

昨日ふとこの本を2階の本棚から救出してきたのを思い出した。

 

 

 

2003年発行の「気」の本、とは言いつつも呼吸方や簡単なストレッチから自己対話や瞑想まで解りやすく簡潔でしかもとっつきやすく50レッスンも紹介したかなり使える本。

理論的なことは全く書いておらず、簡単なコラムと共に「こんな場合はこのメソッドなんかどう?楽になるよ。」というノリで書いてあって、つまみ食い的に「効きそうだな」と思うメソッドを試すという使い方をしてきた。

 

昨日、心臓の動悸がちょっと気になるなぁ、あ、あの本か続編の「誰でもカンタンにできる『気』の本」に心臓の動悸にフォーカスする瞑想があったなぁ、と思い出して引っ張り出してきたわけ。

10年位放置していたんだけれど、久しぶりに読んだらすごく使える本で、こんなに大盤振る舞いしてくれた安田隆さんを凄くリスペクトした。

 

で、今日の話に戻ります。

「ブレインダンプ」もいいけど安田さんの本の中で何かないかな?と思い探していたら

「嘘しか書かない」というメソッドが出てきた。

自分の性格や状況を全部棚卸しする、「ただし一切本当のことを書いてはいけない」というもの。

「裏ブレインダンプ」みたいなもんだろうか。

「悩みを断つメソッド」と書いてあり、半信半疑でやってみた。

え~と、私は元気いっぱいでやる気にあふれていて預金通帳にはお金がたくさんあって・・・・っと。(笑)

 

あ~ら不思議、凄く気分が楽になったのだ。

さっぱりとして、暖かい楽な気分になった。

 

「やってみるとすぐわかるが、本当のことを言わない、つまりウソをつくのはかなり楽しい事なのである。

しかもウソをつく為にはしっかりと現実を認識している必要があるので、状況を把握する能力までウソをつくことで養われてしまう。

おまけに、ウソをついているうちにどんどん楽しくなり、勝手に問題が解決していくという現象まで起こりうるのである。」(本文より)

 

これ、本当な気がする。

とりあえず「楽しくなる・気分が楽になる」のは確実。

私はどちらかというとバカ正直な方でなかなか嘘をつけない性分なんだけれど、嘘をつくことに効能はあるんだな、と実感した。

よく悲劇的な状況にある子供なんかが脳内で理想の家族と理想の生活をしていたりするじゃないですか、あれの意味が体でよくわかった気がした。

 

この安田隆さんの本、他にも使えるメソッドが沢山あるのでまた折に触れて紹介していきます。