血迷って器系の公募展にエントリーしてしまって。
詰めの甘さと雑さが立ちはだかって出品作に自分でオッケーが出ません。
5個焼いて仕上げの詰めの甘さから作品にボロが出て(窯の中で予期せぬ汚れが出る・たぶんサンドペーパーの屑がぬぐい切れなかったためにできた黒子)アウト、
決意して一昨日からあと5個作ってそのうち2つを仕上げすることにして、仕上げしていたら壊して・今日また最後のあがきで新しく作ってみている。
今やっている作品はいつもの造形的な仕事と違って作るのには時間がかからずどんどんできるんだけれど、仕上げに内側から削っていると削りカンナの圧で作品が割れる事故があまりにも多い。
造形的な仕事だけでは飽きるし手間かけないで儲ける仕事を開発しようとして着手してるんだけれどそ~は楽をさせてくれない。(笑)
だけど勉強してる。
この2週間くらい粘土まみれ削りくずまみれで格闘してきて作業毎に「あぁっ!」と気が付くことはとても多い。
今日午前中仕切り直して新しく作り始めた一つが気に入らないので完成させないでテスト的にその作品で色々試していたら、テクニック上でまた新しい発見があったりもした。
いまのところ11戦全敗みたいな有様だけれど、手を動かしていれば確実に何かを手にすることはできているんだな、とほのぼの思うお昼休憩なう。
作業中に「前に比べて下手になってる気がする」と思う瞬間があるんだけれど、同じテクニックで一応焼いた作品を今見ると「あれ、これで満足してたんだ」と思う。
つまり失敗ばっかりしているけれど急速に同じテクニックに対して目が肥えて求める物がはっきりしてきて要求が上がったわけだ。
この11戦全敗が生きないわけがない。
ってことで今日も、この瞬間毎に向上中。