また意味深な夢を見た。
夢だから真面目に読む話じゃないよ。

ただ、昨日と今朝で、同じ夢の前後編みたいに続き物だった。
さらに、殺してくれと頼まれて人を殺す夢だった。
前にも「自分の教え子の男子生徒が女子生徒を彼女自身に頼まれて殺す」という夢を2夜連続前後編で見たことがあって、なんとなくそれと似ている。

今回は私自身が、13歳くらいの男の子を頼まれて殺す。
陶芸教室の生徒さんの1人のおばさまが、「どうしても、と頼まれたので」と、「麗子像」みたいな、猫娘みたいな、オカッパかマッシュルームみたいな髪の、色の白い目の細い、小柄な男の子を連れてくる。
男の子ってより「童子」だ。
なにやら高級な旅館みたいな場所。
で、その子は私と(消されたらナニなのでぼかしますが)ナニして、そのあとすぐに首を絞めて殺してほしいと希望しているのですよ。
そんなの、困ります。
困りますが、その生徒さんのおばさまが「この子はどうしても、と言っています」と一歩も引かない。
肝心の童子は何も自分では言わない。
静かにしているけど、本人も殺される気満々なのはわかる。
おばさまが仲居さんか大奥の「年寄」みたいに部屋の外、出入り口に控えているので
「ちょっと待ってよー」「やだよー」と困りつつ、結局そうするしかないようで、事を果たして、その子が指示する通りに腰ひもか何かで首を締めて命を奪う。
童子は最初から白い死に装束を着ていて、着たまま命を奪われる。
すごく静かにすべて終わって、私は実際に持っている鈍い紫の無地の着物に明るい帯をして、部屋から出る。
おばさまが落ち着きはらって座っていて、何やら言い交わした気がするけど覚えていない。
印象的なことは言われてない気がする。
なんか、やっちゃったけど、こんなこと良いの?と困っているのに誰も何も騒がない。

これが昨日の「前編」。

今朝の「後編」は、
私は日常に戻っているみたいなんだけれど、人を殺しているわけで物凄く後ろめたい。
電車に乗ろうとしてSuicaがピーピーいって改札が閉まったりして(私があんなことしたから?)と怯え、ところが駅員さんにアッサリ通してもらえて(なんで何も言われないの?)とどぎまぎしたり、
背負っていたリュックが重いから、と、なぜか線路脇の金網にひっかけて置いて行って、夕暮れに仕事が終わってまたそれを背負ったり、それだけで相当怪しいのにまた「私は人を殺してしまった」と内心おどおどしている。
さらに、また高級旅館みたいな所が出てきて、綺麗な日本庭園の見えるお食事どころで陶芸教室の生徒さんのおばさま軍団20人以上が楽しくランチをしている。
私はその一団と一緒に いるらしく、前夜と同じ格好をして席に近づいていく。
生徒さん達が賑やかに明るく「センセー、こっち、こっち!」と呼んでくださっているので近づいていくが、内心(アタシあんなことしちゃったんだけどなあ)(私もう違う人になっちゃったのにみんな優しい)と大変複雑な気分になっている。
私はこの人達と旅行にでも来ていたのかな、とぼんやり思い出そうとしている。

こんな夢。

夢に意味なんか無いんだろうけど、
前回の続き物の夢は私のなかの古い価値観(父母による男女の価値観みたいなもの)の刷新の暗示、という気がしている。
そうすると今回は私のなかの幼児性の昇華みたいな暗示とも取れる。
あれ、男の子でなくて女の子なのかもしれないし、性は無いかも。
今の自分が相手しなきゃいけないから男の子って設定になっただけで。
とにかく夢の中で相手して命を奪った子は「昇華」したんだと思う。


ん!
これはやっぱりセクシャルな夢で、私のなかの童子性を私がうまく満足させて成仏させて、私はこれから大人の女性性を開花させるってこと?とも思うけれど、

童子は私が本来産む筈だった子供で、私が結局そういった流れにならないうちに閉経してしまい、夢で、私に抱かれに来たのか、とも。
童子が昇華してしまい、陶芸教室のおばさま達の会食に招かれる、というのは何やら辻褄が合うような。(笑)

ま、夢の話さ。