花所望、はなしょもう。

って言うお茶事があるんだそうです。

前職の陶芸教室の有志の奥様たちがやっているお茶のお遊び会に参加して、その「花所望」というのを体験してきました。

メンバーの中のお茶の先生が「私のアレンジしたやり方だから、本格的なのとは違う」とはおっしゃってましたが、
お茶席で、お手前前にみんなで順番に花器に花を活けて茶席を作り上げるお茶事みたいです。


簾に花器をかけて、1人1人順番に進み出て花ものと葉ものを一種類ずつ選んで、活けていきます。
花はメンバーの中の花を上手に育てている方のお庭の花たち。
千日紅、ホトトギス、紫式部、角虎の尾、露草、羊歯、ケイトウ、おじぎ草、等々、和の花達です。

6人で活けてこんな感じ。
花器はお茶の先生のお手作り。




本当は1つの花器にみんなでコラボで活けるのかしら。
野に咲いていると目立ちにくい可憐な花々なんですが、活けるとしみじみ美しいですね。

午前はこれをして、羊羮二種類頂いてお薄を二服ずつ、自分達の作った茶碗で代わる代わるにたてます。

お昼に軽く仕出し弁当をみんなで頂いて、お干菓子でまた一服して、お開き。
わいわい和やかにしながらも要所要所はお茶の先生二人がしっかり締めてくださって、お茶について自然に親しんでいきます。
お茶の本来の在り方、って感じ。




持ってきたお花はどんどん飾ります。




この後は竹橋の国立近代美術館で美術館収蔵品展「誰がためにたたかう?」を見てきました、
どっしりきちゃったので稿を改めます。