1週間くらい前に書いた記事。

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このところ、亡き父の出てくる夢を続けて見ている。
よく「(母が再婚したという設定の)義理の父」というのは夢に出て来るのに、実の父はめったに夢にも出ない。
私におチンチンがついてなくてがっかりして出生届も祖父に出させた人なので、「死んでからも関係薄いわ~」と思っていたんだが、最近のこの変化はなんだろう。

先日は、父が父の母、私達の祖母にプレゼントすると言って甘酒の入った樽(!)とホールのケーキの入った箱(デコレーションされたバースデーケーキみたいなの)を持って出かけようとしている。
父は水道工事の職人だったのでいつも泥だらけのランニングに首には日本手ぬぐい、作業ズボンに地下足袋といういでたちだったのだけど、そのまんまの格好。
大学生ぐらいの私と姉が、「この4,5日お祖母ちゃんに会ってないから、ちょっと待って」と言って町内で離れて住んでいる祖母の家に先に見に行くと、祖母はなんと・亡くなっていた、という夢。

現実でも私は祖母が亡くなった時に大学院生で、たまたま帰ってきていたトラック運転手の叔父が「ばあちゃんが朝起きない」と電話してきたのを取って祖母が亡くなっているのを確認に行き、私が家族全員に連絡した。
そのとき父はもう脳卒中で寝たきりで入院中、祖母が亡くなったことは家族全員なんとなく伝えられないままに5年後父を看送った。

今日見た夢は、私は小学校の高学年か中学生か、父は前の夢と同じランニングの作業着のいでたち。
我が家の1階は6,7年前に改築するまでは水道工事店の店舗で、コンクリート打ちっぱなしのところに父の作業机や軽い応接セットがあったり奥に父の仕事道具置き場があったりしたのだが、その一角に金属を削る機械がなぜかある。
大型のベルトサンダーみたいにテープ状のやすりがグルグル回っているところに削るものを押しつけて削るもの。
そこで私が何かの課題で金属を削って何かを作ろうとしていて、父に説明を聞いているところ。
父は言葉少なに説明して、実演していたような。
私自身も何かを削って、それを父が何も言わないがそれなりに心配げに見守ってる感じもあったような。
たいしてこの夢にはドラマティックなところはなかった。
ただ、また父の夢だったな、というのだけが印象に残っている。

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今日、3月1日にも古い改築前の実家の台所で父母が出てくる夢を見た。
この夢の話を書こうとしたら3回も書き足した部分が消えたから、公表するなって事みたいなので書かない。
なんにせよ、子供時代の自分の環境が出てくる夢はたいしたドラマもないけれど、子供時代の自分の心のささくれみたいなものを宥めているような気がする。
そういう子供の頃に作った行き違いみたいなものに囚われるのはもう本当に卒業なんじゃね?という感じのメッセージなんだろうね。