実家から山梨に移動しようとして中野を通りかかったら、北口公園に幟が一杯立っている。
    そうだ、今日はアイヌと琉球を中心にしたお祭り「チャランケ祭」の日だった。
    アイヌの人と沖縄の人が中野のサンプラザ前の駅前公園で、きちんと神事をして神様を降ろして芸能の奉納をする、場所はカジュアルながら本気の「お祀り」、もう今年で21回目になる。
    そういえば三線の先輩が日曜日のお昼ごろに与那国の棒踊りの団体として出るとFBで情報を下さっていた。
    (私は一時期三線と沖縄民謡を中野のサークルで楽しんでいたことがあった。10年も出入りして全然うまくならなかったけど、まだ封印はしていない。)

    チャランケ祭については公式ページをどうぞ → 

    一度は心に嘘をついて公園を素通りして駅に入ってしまったが、ホームからアイヌの歌が流れてくるのを聴いたら矢も楯も堪らなくなって、電車に乗らないで逆戻りして会場に行ってしまった。(笑)
    三線の先輩の参加した与那国島の棒踊りにも間に合って、上石神井のエイサーの団体、沖縄県人会青年部のエイサー、アイヌの歌と踊りのペウレウタリの会の皆さんの演目を楽しんだ。
    アイヌの唄を歌っているお姐さんの喉が素晴らしかった。
    アイヌの人たちの歌は手拍子にアカペラで、声の出し方が良い感じの喉声で、とても良い。
    沖縄の人たちの芸能はだいぶメジャーになってきたけれど、アイヌの人たちの生歌と踊りはそれほどたくさん触れる機会がないし、やっぱり新鮮。

    お祭りの最後の儀式、旗下ろしや奉納演舞まで見ていたかったのだけれど、涙を飲んで我慢。
    最後に「我こそは」という腕の覚えのものが輪の中心に躍り出て空手の型や棒術を披露したりするんだけど顔見知りのおじさんでも恋に落ちそうになるほど、みんなカッコいいのだ。
    あ~やっぱり三線、弾こう、歌おう。

    小一時間ほどで山梨に向かった。