臼杵の国宝の石仏群はもちろん画像なし。
ネットで検索して見てください。

私は本当は石仏関係って苦手。
街角の子安地蔵とか、なんかどうも怖くてダメなんだよ。
造形的な話なら木彫や乾漆の像のが見事だし、石仏にありがちの賛辞「素朴」っていうのもあんまり興味ない。
でも臼杵の石仏さんは平安後期の雅な顔立ちをしていて私の苦手な感じがないのでお会いしてみたかった。
そもそも険しい崖に無理して仏様を彫った、思わず仏様を彫りたくなるような、その場所の持っている力みたいなものに興味があった。

行ってみての印象は、色々。
ほとんどは大丈夫だったんだけど湿度高めの気候のせいもあって、どよん、とした感じの仏様もいらっしゃった。
そういうところだと気を引き締めていないとうっかり「コワイ」って思いそうには、なった。

全ての仏様の前に献香台がきちんとあって1束30円でお香も買えるので、仏様に献香してゆっくりお詣り出来たのは良かった。
仏様なんだもん、観光スポットや美術鑑賞ってことよりまずは祈りの拠り所なんだもん。
律儀に全部の仏様に献香して回って、最後の古園石仏で献香していたら観光や鑑賞でなくきちんとお詣り出来た気がして達成感が出てきた。
手を合わせていたら他に人がいなくなったので般若心経もお唱えしてみた。
来られて良かったな、という感謝が沸き上がったので。
仏様達、「別にそういうのいいから」って感じでなんかシラッとしてたけどね。(笑)

そういえば「場の力」みたいのはあんまり感じなかったような。







蓮池から古園石仏の祠を臨む。





蓮は今が見頃で、このタイミングで来られたのはとてもラッキー。





蓮池の横に鴨ちゃんが飼われていました。