梅雨になったら一気に寒いっす。

しまうつもりだったアクリルの春物長襦袢に夏用の元気っぽい半襟をかけて、暑いと袖を通したくない赤いチェックのサマーウールを着てみました。








帯は綿の単衣、スッキリしていてリズミカルな良い柄。
チェックの着物も扇柄の帯も母の若い頃のもの。

赤チェックはまだしも、このような柄の綿帯は母の年代でも充分締められると思うんだけどな。

母は昭和40年代には普段に着物を着ていた人で、こういう帯や着物もはその頃の遺産。
昭和50年代に母はその生真面目な性格が仇をなして着付け教室に通い始め着付け教室講師になってしまい、
「(普段着にしかならない)綿の帯なんかしていく所がない」となり、普段着の綿やウールの着物や帯はしまいこまれてしまったのだった。

「着らく」の師匠さんもいっていたけど、そういう年代の洗脳はキツくて解けない。
私も普段着物生活を離れた場所で母と衝突しないように注意しながら地味にじわじわ続けてきて、最近やっと着物ライフをわだかまりなく応援してもらえるようになった。
あの着付け教室というものの着物と大和撫子を分断しようとする姿勢は一体なんなんだろう。
私は着物が着たいから母の昔の普段着物を貸してくれ、と頼んだ時に「着物なんて、やたらと着るもんじゃないっ!」と怒鳴られたのが今でも解らないでいる。

まあ、昔ばなしで終わったことだわ。



襟元と帯はこんな感じ。






こういう色味が勝る着物は白襟だと私はなにか淋しい気がする。
半襟は前に冬物だと思ってネットで買ったら透け透け夏物だったもの。
ちゃんと登場出来て良かったね。(*^_^*)


【追記雑談】


あ~、3日陶芸教室で仕事してきて山梨に帰ってきて着物着られるとすご~い気分的にも体的にもらくちんだ~。
この何日か梅雨入りして寒かったのも着物ライフには快適で。

今、晩酌しながら前のブログを飛ばし読みしていたんだけど、着物ライフも板についてきたなぁ~とシミジミ。
今年はついに真夏も着物で過ごせそうなので張り切っておりまする。
(変?変上等!!)

ところで着物着るみなさん、帯揚げってどうして無駄に長いんでしょうね。
私は一時期良く使う帯揚げは中心で15cmくらい折って縫い縮めていたよ。
あいつが帯の中で丸まっているから夏場なんかとくに暑いんじゃないか。

帯揚げが嫌なので最近はマスターしたての銀座結びばっかり。
私は銀座結び・角出しは角出し用帯枕 は使わないで腰ひも使用。
腰ひもは帯のなかでちらっと見えるくらいだし、見えてもいいように可愛い柄物のを使っている。
角出し用に「見せ腰ひも」-綺麗な柄や着物や帯の色になじんで目立たない腰ひもがあれば角出しには便利なのにね。
先日お出かけだからって角出しに帯揚げをつかったらなんか不毛な感じでね。
帯の中の両脇各5㎝位しか見えないんだもん。
今度小物で腰ひもをよく見てみようと思います。