昨日の日曜日は「野暮用」って言っても自分の勉強のために三井記念美術館 で 「超絶技巧!明治工芸の粋ー村田コレクション一挙公開」 を見に行って、夜は中野の昔の飲み仲間のライブを見に行っていました。

ええ、この格好 で。(笑)

制作が非常に押していてお出かけなんて場合じゃないので悩みに悩んだんですが、村田コレクションの「自在」(蛇やエビや昆虫などが姿ばかりでなく本物そっくりに動くように細工された金属工芸・文明開化で食いつまった鎧や刀剣の職人が明治期に作った)の蛇や鯉や



(展覧会カタログより・とても滑らかに動くのが映像で紹介されていました。)



安藤緑山の象牙を彫刻して彩色してまさにスーパーリアルに再現した牙彫(がちょう) が「どうしても、今見たい!!」となったから。




(展覧会カタログより・実物かなり大きいです、w18、d、18、h、33cm)

制作が進まないのは良いインプットが足りなくてアイデアが明確でないからってことも原因のひとつなので、これはレクリエーションでなくて制作の一環。

陶芸のコレクションとしてやたらと細かい金彩の薩摩焼や虫眼鏡で観ないと模様がわからないほど細かい七宝焼、忘れられた存在の刺繍絵画なども出ていましたが、とりあえず牙彫と金工が圧倒的に自分には栄養になった。
薩摩焼のアールヌーボーの影響を受けた植物の透かし彫りはちょっと真似したい感じ。

ゆっくり見過ぎて印籠や漆は駆け足になっちゃった。
閉館時間まで美術館に居て、中野に移動。
勝手知ったる中野で手打ちパスタの美味しいイタリアン 中野グランパ サンモール店 でちょっとピリ辛のトマトクリームソースのパスタとグラスビールで独り飯。
手打ちパスタって茹でパスタに比べるとどうしても麺が柔らかいので、アルデンテが好みの人は「あれ?」って思うかもしれないけれど、確実に「違うもの」と思えばいいと思う。
手打ちパスタの方がソースの絡みはより濃厚になって食べごたえが出るような気がする。
ピリ辛のトマトクリーム、って妙な感じかもしれませんがとっても美味しかった。
食べていたらどんどん混んできて、人気店なのがわかります。
お隣の熟年カップルがたくさん1品料理を頼んで呑んでいてどれも美味しそうで羨ましかったなぁ。

食事後、お隣のビルにあるライブハウスで昔の呑み仲間の、これも熟年ラテンバンドのライブ鑑賞。
日本には昭和の一時期かなり熱狂的なラテン音楽ブームがあったらしく、呑み仲間のおじ様達もたぶんそのころに少年としてラテンに心酔した人達なのだと・思う。
団塊の世代より若いのかしら?
なんにしても世に掃き捨てるほど居るビートルズ信望者のオジサマ方よりずっと粋でいかしてる。
(ビートルマニアって貧乏臭い&青臭いんだよな、なんか。エルビスが好きな世代、ハワイアンが好きな世代には感じない「弾けてない」感が苦手だ。←個人の感想です)

「キサス・キサス」「ベサメ・ムーチョ」みたいなラテンの定番からジプシーキングスのカバー、殿様キングスの隠れた名曲 「恋は紅いバラ」 までやってくれました。(*^_^*

観客で熟年フラメンコダンサーがいらっしゃり、ノリノリで踊る人多数。
私は壁際の狭い席だったから静かにしていたけど、広い会場だったら着物でだって踊っていたよ♪
ラテンっていいなぁ~、沖縄音楽より実は好きかも。
真面目にラテン系のダンスをできるようになりたい。

昔の呑み仲間とも少しだけ会えて、危惧していた前彼ちゃんは現れず
(これがネックでこのライブも顔を出そうかものすごく悩んだ。現れないなら現れないでどうしたのかな?とも思うけど。転勤とか、前の呑み仲間と完璧に切れるくらい新しい人間関係を作れたとか、もう一切連絡を絶っているので解らない)
まぁまぁ無難に最終の「特急かいじ」で山梨に帰ってきた。

なんかさ、古い知り合い達に会って思うところがあったんですが、それはまた別記事で。