●昨晩もその前の夜もその前も・考え事をして寝そこなったりウトウトしたら金縛りにあって、明かりを消して寝られなかった。
今日こそはちゃんと寝ようと思う。

●山梨も一気に春が来た。
庭の福寿草、水仙、ヒヤシンス、雪柳、木蓮、しだれ梅、、、、、、みんな一気に咲いて見事。
敷地内には無いけれど桜も咲いた。
鶯がうるさいくらいに鳴いている。
この前まで泣きたいほど寒かったのに、春ってほんとうにちゃんと来るんだね。

●3月頭の美術のお祭りで売れた小品3つに桐箱をあつらえて、頑張って下手な毛筆で箱書きして、今日やっと箱と追加で作ったパーツを納品。
下手だけど前よりは下手でなくなった箱書き、T島屋の社員さんに「お上手ですよ」と慰められる。
作品のコンセプトを和紙にプリントアウトしてそこにも毛筆で署名してそれぞれにお付けする。
なんて・やっていたらムクムクとまた写経がしたくなってきた。
思えばムキになって写経をしていたのって去年の今頃なのよね。
写経もそれはそれでいいけれど、私は本当は自分の署名を楷書でなくてちょっと崩してカッコよく書きたい。
だれか個人の名前を行書でかっこよくお手本書いてくれないかな、そういうシステムがないかな、と思う。
だれか書家でこういう細かい仕事やってくれる人いませんかねぇ?
私の叔母の連れ合いも書道家なんですけど色々話が大きくなりそうで迂闊に訊けないっす。


●納品後、日本橋T島屋で開催中の「武井武雄展」を鑑賞。

http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/takei.html

1960年代、70年代、私も同時代で「キンダーブック」などで武井さんの作品には触れていたと思う。
「男子一生の仕事」として「童画」に取り組んだ武井さんの原画や戦後取り組んでいた部数限定の豪華豆本を見てひたすら頭が下がる。
昨日「人生がそこはかとなくツマラナイ」なんて思っていたのはやっぱり疲れてただけだという事がわかり、自分も一生懸命に制作しよう、と単純に思う自分ってすごい可愛い。(笑)

●帰ってきて発芽しそこなった玄米を「びっくり炊き」で炊いて食べた。
ちょっと柔らかく炊けてしまったけれど、ふっくらとして美味しかった。
発酵親爺先生は「電気釜の保温で3日ずーっとキープして発酵させろ」と言うんだけど、それは食指が動かないなぁ。
晩御飯は大豆のトマト煮・玄米・水菜と大根とひじきのサラダ・お揚げにお餅を入れて煮たもの・を肴に寺田本家の「香取80」を2合。

●明日は書類が足りなくてできなかった確定申告を終わらせる・一日着物を着ていられる・追い詰められるようなデッドラインの制作がない、嬉しい。
先日の窯焚き中に関東の陶芸美術館からご連絡があり6月いっぱいまでに2点新作というお題が出たので、ゆっくりしていられるのはこの1日2日だけど。
美術館の展示っていうのは画廊と違って自分の力いっぱいに本当にやりたいことがやらせてもらえる傾向になるのでやっぱり心が浮きたちます。
少し休んでまた頑張ります。