「おでかけばかりしていました」の一環なのですが。

「豆ぶどう」さんのオフ会の次の日、今度は「心と体のヒーリングスタジオ真南風」さん主催の「発酵オヤジの発酵講座3」 に行ってきました。

このスタジオは旧知の友人が運営していて、この発酵講座にはず~っと興味があったんだけど、なにぶんずっと怒涛の忙しさで講座に参加する時間が取れなかったのです。
今回満を持しての参加です。

発酵オヤジこと渡部隆士氏については ご自身のブログ「発酵親爺の独り言」 をお読みください。
自然なパンを追い求めた結果、健康に良い発酵食品全般のオーソリティになられた方のようです。
発酵教室も3回目なので、1,2回の講義をふまえつつ温厚で熱心な話しぶりで渡部先生がお話をされます。

今回は「発芽玄米」のお話がメイン。
前のブログにも一瞬書いたことがあったけれど玄米にはフィチン酸というのがあって、これが玄米の強いデトックス効果の源で、
一定期間玄米を食べ続けていると体の中の必要なミネラルまで奪ってしまう。(らしい)
↓ご参考。
玄米食を長期間続けてはいけない

発酵オヤジ渡部先生もフィチン酸の過剰な働きを抑制させるためにも玄米を発芽させたりたいてから3日蒸らす発酵玄米にすることを奨励しています。

ただし、この「フィチン酸危険説」というのは反対論もあって、ネットでいろいろ見ているとよくわからなくなる。

「けっきょく玄米は、安全なの?危険なの?フィチンの効果ついてまとめます」

まぁとにかく渡部先生はただの玄米より発芽玄米を奨励しており、発芽玄米の作り方及びコツ(水を毎日替えること・炊いている時にアクが出るのでしつこく取り去ること)を解説してくださって、ご自分で炊いた発芽玄米も持参して食べさせてくれました。

3回目なので、1.2回目で解説したと思われる「発酵豆乳」「野菜汁(韓国で言う水キムチみたいなもんみたい)」などがなんであるかを知っているという前提での講義なので、私にはちょっとわかりにくいところもありました。
発酵教室というよりは健康全般、スピリチュアルな話まで話題は広がり、
運動より丁寧な腹式呼吸20回 とか
人はそれぞれ人生の課題を持って生まれてくるし、生まれた後でもらってしまうトラウマもある、それらは各自に一人ずつ渡された「ドリル」みたいなもんなので各人で解いていくしかない、各人のドリルをちゃんと解ききるために健康でいる必要があるので、発酵食を食べて健康に天寿を全うしよう という
発酵に先生がかかわっている根幹の考えのお話など聞けて面白かったです。

江戸時代の旅籠の朝食として出していたパワーフード「孫汁」(豆腐と納豆の味噌汁ポタージュ)
渡部先生の糠床でつけられたお漬物(きゅうりを豪快に丸々1本・カブを半分割りにしたものを3つも)
今開発中の沖縄のスーパーフルーツ「ヒハツ」の発酵ドライフルーツ

などを試食させていただき、先生の生糠の糠床を分けていただいて講座は終了いたしました。


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え~と、主催者も先生も見てらっしゃるかな。
見ててくれてもそうでなくてもいいんですが。

お漬物はとってもおいしかったです。最高でした。
発芽玄米は美味しかったですが、私の好みとしては柔らかすぎでした。
でもこれは私の好みの問題です。
試食していてすぐに腸が反応して気持ちよく動く感じがあって、さすが!と思いました。

で・「孫汁」なんですが、冷めた納豆入りの味噌汁っていうのは 正直きつかったです。
丁寧に煮干しで出汁がとられていてお味噌も先生のお味噌で、味そのものが悪いんじゃなく、冷めていたのが致命的にいけないと思う。
会場にコンロがあったみたいだし、頼むから温めなおして出してほしかったです。
たぶんね・先生も70歳という年代だし、食べ物は食べられればいい、「味」ってよりは「健康」主眼なのかもしれない。
「良いものは美味しいに決まっているのでこれでよい」という姿勢なのかもしれない。
でもね、もう少しだけグルメっぽい視点、もう少しだけ「美」がないと・私みたいなバブル世代は興味があってもついていけないかも。
アタシ、「辛気臭い健康食」だめだからさぁ。
私個人の意見だけどね。

まぁ、先生の講座で「発酵の本質」を学んで自分でオシャレにアレンジすればいいだけですね。
次回の発酵講座も楽しみにしております。