術後1週間からは、いつもどおりリハビリが午前と午後40分ずつ行われ

残りの時間は自分で適宜リハビリをしていたけれど、

手術した右足で踏ん張り切れないところがあり、

リハビリとしては、左右の足に体重をかけることをしたり

バーをもって歩いたりをしていた。

退院したくてたまらない私だったが、その日は突然やってくる。

 

新しいリハビリの先生がきて、

「〇〇さん(私)は、まだ歩行に不安があるからもう少し入院するっていう

話でしたね」

と言われたので、

「私は退院したいアピールをさんざんしてきたつもりなんですけど」

と内容が食い違っていることを知る。

ここで、さらに退院したいアピールをしておいた。

杖歩行もできるし、階段の上り下りも手すりがあれば問題ないくらいにはなっていた。

正直、足の痛みはまだある。

 

「じゃあ、廊下を歩いてみましょうか」

と、廊下を歩いたそのとき、

ナースステーションに執刀医発見!!!

「うおー!先生いるじゃん、マジかよ、急に退院チャンスきた!」

と、その後はいかに執刀医に退院アピールするかを考えていた。

 

執刀医が私をみつけて、話に来てくださった。

「先生、私はいつ退院できますか?」と尋ねると

「いつでもいいですよ」と言われる。

マジか、やった、退院OKキター!と思っていると、

執刀医がリハビリの先生に、どうですか?と尋ねている。

さっき、私がさんざん退院したいアピールしておいたので、

リハビリの先生も、「大丈夫です」と言ってくれて無事退院成立である。

善は急げで、

リハビリが終わるや否や、看護師さんへ

「退院していいと言われたんですが、明日退院でいいですか?」とお願いする。

そこからはスムーズに、退院が決定。

早速荷物をまとめて、部屋をきれいに整える。

夫を残して先に退院するのは若干心苦しくもあるが

頭の中は「明日のお昼何食べよう」でいっぱいだった。

術後14日目、入院期間15日で退院となった。

ちょっとこれ以上伸びるようだったら、大部屋に移ろうと思っていたが

その前に退院できたのでよかった。

明日は友達が車で迎えに来てくれる。

入院最後の夜はうれし過ぎてちょっと眠れなかった。