減少した理由の1つにはシートベルトの着用率向上が挙げられます。今では運転席・助手席のシートベルトは当然のようにするようになっています。しかし、後部座席のシートベルトに関しては、ほとんどされていないのが現状でした。2008年6月、道路交通方法改正に伴い、後部座席シートベルト着用が施行されたのです(罰則はなし)。それによって、後部座席シートベルト着用率は一般道路で30.8%、高速道路で62.5%とかなり向上はしました。運転席・助手席の着用率と比べるとまだまだ見劣りはしますが、後部座席シートベルトが当然のように着用されるようになれば、負傷者数はもっと減少するのではないかと思われます。


もう1つの原因として、ガソリン代高騰も挙げられると思います。自動車社会の世の中で、ガソリン代が高騰すれば生活にも直接ダメージが加わります。つまり、高騰したガソリン代を節約するために自動車に乗る回数を減らしたり、会社まで自動車通勤だったものを電車・バス通勤に変更したり…ガソリン代高騰=交通量の減少になっているのです。
もちろん、警察による取り締まり強化が、年々厳しくなっているのも負傷者数減少の一因になっていると思います。


しかし、このように負傷者数は減少しているにもかかわらず、増加傾向にある年代もあるわけです。それは高齢になったドライバー(65歳以上)です。運転歴40~50年というツワモノたちですが、若い頃の感覚と現状の感覚がさほど変わらないと思っている傾向にあるようです。実際、私の父親もそうです。当年82歳になりますが、地方に住んでいるせいもあり、自動車は生活に欠かせない必需品になっていますし、今でも数時間、運転し続ける時もあります。国は高齢者ドライバーから運転免許証を返還してもらう代わりに、様々な特典をつけているようですが、現実的には非常に難しいような気がします。


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交通事故の件数は、その当時の世間情勢に大きく左右されているのかもしれません。
1990年代に突入した時期、自動車の保有台数も年々増加の一途をたどっていました。それに比例するかのように交通事故による負傷者も増加し、1999年から2007年まで連続して負傷者数100万人を突破しています。
しかし2008年、負傷者数は10年ぶりに100万人を下回る結果になりました。何故、増加し続けていた負傷者数が2008年に減少したのでしょうか。


日本はあと10年もすれば、本格的な高齢者化社会を迎えます。当然、運転手の年齢も上がっていきます。大きな転換期を控え、日本はどのような形で交通事故減少に取り組んでいくのでしょう…



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普通、人身事故を起こした場合、被害者は病院に行って医師の診断を受けます。そして、被害者が警察に診断書を提出することで人身事故として処分されます。しかし、2つの例外的ケースがあります。


1つは、被害者の怪我の状態が極軽症で、病院に行って診断してもらう必要がない場合です(擦り傷程度)。実際、このような事故は物損事故として処理されることが多いと聞いています。もちろんそれには、被害者に対する加害者の誠意が絶対的な条件と言えます。逆に加害者の誠意が全く見られなければ、被害者は人身事故として処理されるように持っていくでしょうし…。


もう1つは、加害者の諸事情によって、被害者が人身事故として届け出をしないように頼まれた場合です。物損事故は警察の記録に残りませんが、人身事故は警察の記録に残ります。こういう場合は、特に注意が必要になります。つまり、加害者の諸事情(職業上の問題・点数の問題等々)によって、行政処分や刑事処分をなんとか免れようとする意図が見え隠れするからです。被害者にとって加害者が絶大なる信用のおける人物ならまだしも、そうでなければしないほうが賢明だと思います。


人身事故を物損事故として扱うわけですから、到底保険金も出ません。後々になって治療費等々の支払いが滞ってしまう可能性もあるわけです。

人身事故にしろ、物損事故にしろ、きちんと自分自身の非を認めたうえで、法的な手続き等々で処罰されるべきなのです。




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