構造の記述は概略化できない。構造を外して しまえば、元の構造を失うからだ。構造の記述は、記述量が多ければ多い程、その構造をよく顕していると言える。
しかし、以前書いた通り、言葉は全て命令である。構造の記述とはやはり命令系統の記述だ。構造とは命令系統のフローチャートだ。構造の解釈とは、その命令に従う理由だ。
人間は記述によって世界を記述しているのではなく、その存在によって世界を記述しているのであり、これは物質や世界の表象と同じだ。存在は、全て言語に相当する。
「記述する」とは何か? 「理解する」とは何か?
これは、現実的である事と非現実的である事、出現と非出現、外在と内在、線形世界と非線形世界、の境界と同じだ。この表象的世界は、表現し、表現される世界である。理解は、表現は不要である事の証明や結果ではないか。