無限音階のように音に引きずられてしまう仕組みを詳しく解説してください。
ChatGPT:
とても本質的な問いです。
「無限音階に引きずられる」とはつまり、聴覚が持つ「方向感覚」と「期待(予測)システム」が制御を失う状態です。
これは単なる聴覚現象ではなく、脳全体の時間構築機能と報酬系の連携によって起こります。
🧠 無限音階に“引きずられる”仕組み
① 聴覚系の「方向ベクトル」が固定される
通常、音の高さ(ピッチ)は上下方向の“運動”として知覚されます。
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高くなる → 空間的に「上へ行く」感覚
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低くなる → 「下へ落ちる」感覚
無限音階(シェパード音階など)は、オクターブ違いの音を重ね、それぞれの音量をフェードイン・アウトさせることで、
脳に「上がり続けている(または下がり続けている)」という錯覚を生じさせます。
ここで重要なのは:
聴覚野が一度「上昇方向」を確定してしまうと、そのベクトルを更新しない。
つまり「上昇している途中」という状態が永続化される。
② 予測システム(前頭葉と小脳)が「終点」を探し続ける
脳は常に「次にどう変化するか」を予測して時間を感じ取っています。
ところが無限音階では、上がり続けているのに、到達点がない。
そのため、予測モデルが収束できず、前頭葉と小脳が延々と再計算を続けます。
⮕ これが「引きずられる」=“終わらない期待”の神経的基盤です。
③ ドーパミン系(報酬回路)が活性化する
「次に何かが起こる」と期待する時、ドーパミンが放出されます。
しかし無限音階には“到達”がない。
報酬予測誤差(reward prediction error)が発生し続け、
脳は「次こそ変わるはず」と思いながら、延々と注意を向けてしまいます。
⮕ 結果として、音に“引きずられる”ような衝動性・没入が起こる。
④ 前庭系とのズレが「浮遊感」「加速感」を生む
聴覚的には“上がり続けている”のに、身体感覚(前庭系)では動きがない。
この感覚不一致が、加速感や落下感に似た錯覚を生じ、
心理的に“引っ張られる”ような違和感を強めます。
🌀 まとめると
無限音階に引きずられるのは――
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聴覚野が方向を固定し続け、
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前頭葉・小脳の予測が収束せず、
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ドーパミン系が報酬を期待し続け、
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前庭系とのズレが身体的な錯覚を補強する、
という**マルチモーダルな“錯覚ループ”**です。
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ということだ。
