法廷で証言する者は、宣誓書を読み上げることになっています。

 

日本では、

「宣誓 良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。」

 

 米国では、

"I swear (or affirm) that the testimony I am about to give will be the truth, the whole truth, and nothing but the truth, so help me God." [私は、これから述べる証言が真実であり、全て真実であり、真実以外の何ものでもないことを誓います(または宣誓します)。神よ、私を助けたまえ。]※神に誓わない形式ではaffirmを用い、 [so help me God]がありません。

 

 昔、ある民事裁判の被告側証人として証言台に立ったことがあります。20代前半の頃です。この宣誓を口に出して読み上げる事は、嘘をつく事を抑制する効果があります。

 

 原告側弁護士の質問は、国会答弁における野党の質問に似ていて、答えにくい質問をしてきます。証言は拒否できないので、答えに窮してしまう事もありました。

 

 答えにくい質問とは、その質問に正直に答えた場合には、私の道徳性に問題が生じてしまうような質問です。つまり、反道徳的な行為や考えは全く合法的であって、普通の人間は、清濁併せ飲む形で臨機応変に対応し、あるいは胡麻化して生活しているのです。ところが法廷は真実で満たされるべき場所であり、真実しか述べてはいけないと宣誓している事によって、この日常的には感じていない自己矛盾の苦悩を実感として体感する事になります。

 

 

 

 

 

 

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