自殺したマラソンランナーの円谷幸吉氏の遺書について、沢木耕太郎氏は、「幼いころ聞いたまじないや不気味な呪文のような響きがある」と評している。

 

【遺書全文】円谷幸吉、悲劇の自殺。東京オリンピックマラソンで銅メダルを獲得したのち…。【動画】 - 雑学カンパニー (zatsugaku-company.com)

 

円谷幸吉 - Wikipedia

 

 私も、繰り返しの表現とリズムに不気味さを感じた。

 

 テクノロジー犯罪の被害者として聞こえてくる言葉、その繰り返しにも、しばしば、独特の不気味なリズムが含まれている。

 

 山下清氏も文筆家ではなかったが独特のリズムで日記を書いている。こちらは不気味さはない。逆に心地よい。

 

 そして被害者として聞こえてくる言葉やリズム、その繰り返しにも、しばしば心地良いリズムが含まれている。

 

 

 

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 テクノロジー犯罪の加害システムは、侵入思考を取り出して聞こえさせるために、音とリズムを送信している。その侵入思考は、他者意識のシミュレーションによって言語化されて語られるために侵入思考によって自己像を作り上げてしまうことになる。

 

 侵入思考による自己像の完成予想図だが、それは動物的な人間だ。感情に支配された人間だ。正義によって殺人を含めた犯罪行為を行える人間である。自殺も殺人である。

 

 円谷氏は書き連ねていくうちに、自殺の確信を抱いていったに違いない。その言葉は侵入思考であって、書く事によって自己像を作り上げていったのである。死んだ人をむち打つようになってしまうのだが、彼の遺書のテーマは復讐だ。死ぬ事によって復讐を成し遂げようとしたのである。誰に対してかは、実は遺書に書かれた人々全員に対してである。書かれていない人もいるだろう。直観的に読めば、その文章は恨みがましい。高名な小説家は遺書を絶賛しているが、私は沢木氏が慧眼だと思っている。

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 テクノロジー犯罪の加害(身体的・音声的)は孤立化を促すが、これは加害前の自己像の維持を妨害し、侵入思考による自己像の形成を促す。本来的には自己像は、現実世界の他者とのコミュニケーションによって維持され、あるいは常識の範疇で変化する。

 

 特に身体的加害のうち、性器・肛門の加害が発生している場合は、行動の抑制が目的だ。これらの加害が強いのは(私も強い。意識のある間中、様々なバリエーションで続く。加害が無いのは走っている時と登山の行動中だけだ。人里離れた山中でも田んぼの中でも、立ち止まれば発生する)、まだ自己意識が優勢だからであって、侵入思考に支配されていない状態だからだと考えている。この身体的加害が弱まったら終わりだろう。

 

 

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ホームページ『テクノロジー犯罪の記録と証拠』に加害の為の手続き作業を行っている人間の録音記録を掲載してあります。

テクノロジー犯罪の記録と証拠 (newspeppercom.wixsite.com)