私はテクノロジー犯罪の被害者であるのだが、ジョギングの後に全体的な加害レベルが上がる、と感じる。それは運動により、身体の何かが突出的に良化した事に対する、負のフィードバックが強く働くという事を示す。これは何らかの指標についての恒常性を維持するという仕組みだと考えられる。その作用は運動によって気分爽快となった私を再び憂鬱にする。現在に至るまで、その憂鬱度は日々少しずつ下方推移していて、全体として不可逆的だ。

 つまり、私の何かに反応していて、私の何かに比例して私の憂鬱度を上げているのである。それは、私の身体の状態が加害に関与しているのであり、一方的に、任意の強度で加害を実行することはできないということだ。