伊坂幸太郎さんのある小説の中に死神がこんな事を言って
いました。「人類の最大の発明は音楽である」
確かに生まれてから当たり前のようにあるのでなかなか
気付きませんが音楽って素晴らしいですよね。その曲を
聞いただけ、もしくはイントロが流れただけでその時代の
想い出が走馬灯のように蘇る事ができる、いわば心の
アルバムと化す事ができますからね。どんなに写真撮っても
ビデオに残してもやはり頭という記憶媒体のほうがはるかに
優れていますもんね。
音楽のルーツってどんなとこから始まったのでしょうね。
石とか骨とかを叩いたりすることからなのでしょうか？
ふとブラウザボタンを押してウィキペディアなりで調べて
みようかと思いましたが留まりました。やはりなんでも
すぐに調べてしまうと想像力とか思考力とかが低下して
しまいそうですからね。だから現代人は頭を使う事がどんどん
減っているから今後、ロボットみたいな心のない人類が
できそうですよね。もうできているか。
で、その死神が時間が空くたびにCDショップなどの視聴コーナー
で何時間もいることが至福な時になっていました。そんな時間こそが
本当の贅沢な時間なのかもしれませんね。今、音楽聴くタイミング
って携帯プレイヤーで歩きながらとか、運転しながらとか
「ながら聴き」くらいしかしていないですから。それでは心の渇き
は潤わないのでしょうね。せっかく音楽と言う素晴らしい発明が
身近にあるのに。