グロービス経営大学院の

嶋田毅教授が、米テスラ

が半導体不足に苦しむ

多くの自動車メーカーを

尻目に業績を伸ばしている

動きを「ボトルネック」の

観点で解説(その1)

 

 

今回は、業績好調のテスラ

の話題です。

あまりにも面白かったので、

今回は記事ではなく、解説

を取り上げました。

 

しかも、日経新聞ではなく

日経産業新聞から持って

きてしまいました。

ゴメンネ、ゴメンネ。

 

 

 

今回の解説の観点となった

「ボトルネック」というと、

ライクーダーや内田勘太郎

さんのギターを想起する方

も多いでしょう。

 

また高校生物の授業に

でてきた、必須アミノ酸の

「桶の理論」を思い出す

方も少なくないと思います。

 

生物の試験の時、ダムが

一部決壊したような桶の

絵を描かされました。

 

 

タンパク質は最も少ない

アミノ酸に合った量しか

作ることができません。

 

サプライチェーンマネジメント

の世界でも、同じような現象が

起きます。

 

※『』内は、小嶋教授の原文

です。

 

『社内の量産体制が万全

でも、部品調達が滞って

しまうとすべての生産能力

が過剰となり「持ち腐れ」

になってしまします。』

 

『今回の自動車業界の

半導体不足はその

典型です。』

 

一般的に自動車メーカー

は、車載半導体の内製は

難しい、ということです。

 

そこで、半導体メーカー

から仕入れる訳ですが、

 

車載半導体は、

『半導体メーカーにとって

「おいしい」ビジネスでは

ありません。』

 

何故なら、

『各自動車メーカーで

仕様が異なる製品が

多く、生産と手間が

かかるうえ、長期の

保証も要求されるから

です。』

 

つまり、製造する際に

うるさく注文を付けられ

た上、

 

一定の車種の自動車

ユーザーが存在する限り、

何年も同じ半導体を作り

続けなければならない。

 

半導体は日進月歩の

世界なのに。

 

初期コストは嵩むし、

商品汎用性は少なく、

一度製造したら、長年

製造する負担を負わ

された上、

 

『しかも多くの自動車

メーカーは数量を「武器」

に毎年値下げ交渉を

してきます。』

 

半導体メーカーが

気の毒になってきます。

 

商売は「三方良し」じゃ

なかったっけ。

 

 

半導体メーカーとしては、

スマホとか儲かる、しかも

最先端の半導体を優先的

に製造して、車載半導体は

後回しにしたくなる気持ちは、

わかります。

 

では、テスラは何故半導体

不足を回避できたのか。

 

それは、次回に続く。

 

 

続きはこちらです。

 

快走テスラ、半導体不足に耐性 ボトルネックどう解消? @ 11/5 のムムムな日経記事(その2)