日本に里帰りの時にもいつもそうですが、終わりのある滞在では必ず後半が早く進むように感じます。それはなぜか、きっと理由があるはず。もしかしたら頭が移動先の状況に慣れてくるに従い、気づき、驚き、注意力などの精神活動が低下して、ひっかかりのない時間がところてんのように滑り出してしまうのか??

 

今回はなぜだか全然荷作りする気にならず、家の掃除ばかりを徹底的にやりました。洗面台が数多くあってうんざりしていたけどピカピカになるのは気持ちのいいもの。それに比べてお風呂場やカウンターの古いタイルの目地はもう真っ白にはできないのが悔しい。

 

次回は大掛かりなシロアリ退治も必要なのでいっそのこと、キッチンはリノベーションするべきなのかもしれません。裏庭に出るドアも下の方が冬の間の雨でダメになってしまい、この辺で本格的に家の手入れをしないとあとで後悔しそう。

 

例のカビが復活しそうな英国アンティーク家具はハードウェアの店員さんの指示通り「食器用洗剤」で拭きました。勧められたのは昔ながらのDAWN(ドーン)でしたが、家で使っていたのは植物性由来の手に優しいタイプ。それだときっとカビにも優しいのでしょう(笑)

 

 

 

 

これを水で薄めて洗剤液を作り、家具に染み込ませる。カビに一番効果があるのは漂白剤やビネガーと出てきますが、塗装してある木材は色落ちするかもしれないのでDAWNを試してみます。P&Gが50年も前に開発したDAWNは国際鳥類保護団体から石油流出の影響を受けた鳥の洗浄にも最適だと認定された商品なので、家具から油分が無くなってしまうかも笑い泣き

 

全部拭き終わってキレイになりました。今のところ光沢はまだ残っていますね。

 

 

 

 

Dawnは「夜明け」という意味ですし、この家具もこれにてドーンと新たなスタートを切ってほしいものです(笑)

 

お店では湿気を取る除湿剤のようなものも教えてもらいました。上部を開けて置くだけの日本のものとは違い、自分で中身を容器に入れて蓋をする方式です。水分が上がってくると水分はトイレに捨てて、中の薬剤は新しいものに取り換えて容器が再利用できるのだそう。

 

 

 

ひとまずカビは出ていない下段の扉内に入れておきましょう。

 

 

 

きっと今度家に帰って来たら、白カビが出ていないかどうかを確かめるために真っ先にここに駆け寄るんだろうなぁ照れ もし効果があったならお店の人に報告に行かなきゃ!

 

さて、海に近いこの辺のカリフォルニア住宅にはどこもシロアリ問題がつきまとうのですが、わが家も来年はそろそろ大掛かりなテント駆除をしたほうがいい、と家に来て頂いたシロアリ専門業者から指摘されてしまいました。

 

ブログを始めた2018年に初めて経験したテント駆除について投稿していました。当時は短めの記事を書いていたみたい(笑)

 

 

今回来て下さった業者さんは、大変な植物好きのようで「お庭に緑が一杯でいいですね~!」と何度も言われた後で、「テントで駆除ガスを噴霧する時には植物を離しておかないと全部ダメになりますから、このパーゴラの上の植物は取り除くことになりますね」と!

 

ノ~~~~~~! と心の中で叫ぶ私

藤を切って全部取り外すなんて無理~~~!滝汗

 

藤は歳月を経てとうとうこの夏、2階の主寝室のバルコニーを縁取るように絡まってくれたんです!

 

 

 

 

 

 

こんな感じで藤がバルコニーを囲んでいるから、来年の春にカーテンをさっと開けると目に入るかもしれない可憐な紫の花や風が運んで来る甘い香りを想像しては心を躍らせていたところでした。

 

窓を開けると藤やスタージャズミンのツルが自然と家の中に入ってくるので、一人で「ジャックと豆の木ごっこ」の妄想を楽しんでいたのになぁ…笑い泣き

 

 

 

 

 

 

藤のツルはここに来るまでもかなり複雑にパーゴラの屋根にからみついているので、それを解いていくのは不可能で、テントで覆うなら地面からまっすぐ上あたりで切り離さないといけないことになります。

 

 

 

 

せっかくここまでやって来てくれたのにね。

それにしてもこのツルはいつ、どのくらいの速さでらせん状に巻きつくのだろうはてなマーク カメラでも設置してその様子を観察してみたいものです。

 

ため息が出るけど「色々あるけど、笑って暮らす」でしたね!まぁ、なるようになる!今起こっていないことで心を悩ますのはやめておきましょう。

 

それよりも風で藤の葉っぱがさわさわと揺れる姿がとてもいいのです。茎の両サイドの葉がそれぞれ細かく揺れるのでまるで葉っぱ全員が手を振っているかのようです。私も思わず手を振り返しました。こんなところを夫に見られたら不審がられるだろうなーと思いながら笑

 

 

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家というのは予期せぬ時に予期せぬことが起こりますね。きっとこれも常住不変ではない無常の世界を示しているのでしょう。さすればこちらも「無情な無常」に無限の変化と対応で処するべし〜ウインク