ここしばらく寒い日が続いているアメリカ北東部地方。ボストン郊外の今朝の気温は0℃でした。4月下旬というのに真冬のよう!カリフォルニアの温かさに慣れてしまった私はしばらく家に籠っていましたが、昨日は6℃のなか、寒さに強い夫を護衛官として一緒にタウンセンターまでお散歩しました。護衛官連れでも寒さには一切変わりはなかったけどニヤニヤ 

 

今週末、近隣の町はどこも1775年4月19日の独立戦争記念行事が目白押しです。祭日になっているアメリカ独立記念日は1776年7月4日に独立宣言が交付されたことを祝う日で、その歴史については以前こちらに詳しく記していました。読み返してみると、これはアメリカがまだ建国時の思想の延長線上で民主的に機能していた頃に書いたものですね(涙)

 

 

 

 

その独立宣言が交付された前年である1775年4月19日にボストン駐留のイギリス軍とアメリカの植民地民兵の間で起きた武力衝突がその後8年間に及ぶ独立戦争の幕開けとなります。4月19日早朝にボストンからイギリス軍が、武器庫が保管されているコンコードを目指してマサチューセッツ通りを進軍するのですが、通過するルート沿いの町であるレキシントン、コンコード、そして帰り道ではメナトミー(現アーリントン)でそれぞれの民兵部隊に迎え撃たれて敗退します。

 

ボストン茶会事件を始めとする植民地への重税への反発もあり、イギリス正規軍と闘う気運が高かったこのボストン郊外の町では昨年、独立戦争開戦日からちょうど250周年を迎え、盛大なパレードや記念行事が催されていました。

 

【こちらは一昨年のパレードの時に撮ったものです】

 

地元植民地サイドが戦うのは、

 

 

Red Coatsと呼ばれたイギリス軍兵士

 

 

銃口から火薬や弾丸を詰めるマスケットという歩兵銃が耳元近くで炸裂して鼓膜がおかしくなりそうでした💦

 

 

本物そっくりにリアルに倒れるイギリス軍兵士

 

 

これまで毎年のように行われていたこの大がかりな再現パレードは地元の町では今年はお休み。それでも、他の記念行事は開催されていました。

 

昨日、期間限定でミニツアーがあるという歴史ミュージアムまで歩いていこうとしたら、市庁舎の前で人だかりしているのに気づきました。もしかして??と思ったら案の定、まだ見たことがなかった馬に乗ったポール・リビアの登場イベントでした。左手の赤いジャケットの人物がリビアに扮しています。

 

 

 

 

アメリカ人なら誰もが知るというポール・リビアは先ほどのパレードで再現されていた1775年4月19日早朝のイギリス軍の進軍を察知して、18日夜に馬に乗ってコンコードまで疾走し、民兵に撃退準備を促そうとした人物ということでアメリカの小中の教科者には必ず登場するアメリカンヒーローです。実際には彼は途中で捕まったため別の人が知らせたんですけど、後に有名な詩人がポール・リビアの名前を出して讃えたので彼の功績として広まりました。ま、この進軍以前にもリビアはイギリス軍への抵抗活動に参加していたのだから良しとしましょう(笑)

 

私たちはツアーに行くこともしばし忘れて出発前の誓いの言葉なんかを聞いていたんですけど、それが終わったら突然このお2人、コンコードの方に向かって本当に馬に乗って大疾走して行ったからびっくりでした。
 
タイミングよくポール・リビアの真夜中の疾走(再現は昼間でしたが)を見てから当時イギリス軍から銃撃を受けた家へ向かいました。そこでのツアーはわずか15分で物足りなかったのでまた別の日に有料ツアーでしっかり見学することにしました。次に向かったのはカフェでの遅めのランチ。
 
ここで抹茶ラテを注文したら随分待たされて、こういうのが運ばれて来ました。ラテアートが施されていますが、「え?何!?」と見入りました。羽根があるようでちょっと何かに似てるけど。。馬?イカロス??
 

 

 

 

運んできてくれたサーバーの方に聞いてみましたら、彼が作ったわけではないけど、Maybe horse?? ってことでした。うんうん、私も尾っぽとか足の感じは馬に似てる気がしました。そう言えば、さっきポール・リビアの馬のイベントがあったばかり。それに合わせてやってみたけど上手く行かなかったのかな(笑)顔の辺りは天狗みたいですね。もしかしたらこれは抹茶ラテのロールシャッハ検査だったりして。。それにしても先ほどの彼、こんなに縁まで一杯の飲み物をよくぞこぼさずに持って来れたものです。表面張力の成せる技!?縁よりも盛り上がっているのがすごい。ラテは思いっきり冷めていたけど良しとする爆  笑

 

 

 

 

帰り道、市庁舎の周囲の桜がまだ残っていてきれいでした。

 

 

 

 

何気ないこの辺の煉瓦の歩道にも歴史を感じます。市庁舎は100年以上前に建造なのでアンティークの煉瓦ですね。

 

 

 

 

ここで素敵なものを発見!

 

 

 

 

桜と煉瓦のアートです!!

作者はカナダからの北風笑

 

 

 

いつまでも見ていたい自然の成せる技。手で作ろうと思ってもこんなに上手くはできないでしょうね~乙女のトキメキ

 

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アップ

明日の最高気温は8℃。カリフォルニアで一度、ボストンに来てからも春は2度巡ってきそうです。アメリカが独立してから250年かけて発展するに至った建国時の精神が、これほどまでたやすく損なわれるとは思いもよりませんでした。アメリカの良心が戻る日をひたすら祈念する毎日です。