1月中旬まで夫と一緒に過ごしていた京都での日々は半年前ぐらいに感じるほど、それ以降の母との生活は毎日が新たな気づきや経験に満ちている。病院の付き添いと家族で出かけた一泊旅行以外はほぼずっと家にいたからなのか、一人で出かけた数度の外出もとても鮮明に心に残っている。物事の核心は頻度ではなく密度なのかも知れない。

 

ブログに書きたい題材はこれまで沢山あったけれど、朝から晩まで断続的な家事と断続的ではない母のお世話があり、時差の関係で夜遅くにアメリカにいる夫との交信が始まったりで、これ以上睡眠は削れない感じになってしまった。が、この辺で睡眠を削って書いておこう。でないと前回投稿以降ずっとクモの捕獲をしてると思われてるかも知れないから(笑)

 

これまでこんなに長く母と密着して過ごしたことが無かった私は最初のうち、自分の時間が片時も取れないことに戸惑った。私がまだアメリカにいる時には電話で「最近お昼間に知らない間に何時間も寝てしまって…」と言っていた母だったが私と二人っきりの時にはお昼寝をしない。それほど私との時間を大事に思って楽しんでくれているのだ。ならば、私もとことんつき合うことにした。

 

返事をしないといけないややこしい案件の急ぎのEメールを書いている最中も母の会話は待ったなし笑い泣き 母の質問に応えながら、それとは別の文章を時には英語で書くというのは昔やっていた同時通訳の仕事を彷彿とさせるが、内容が全然違うんだからさらに難しいのかも。

 

毎日一体何をやっているのかというとこんな感じであります。

 

【ある日のスケジュール】

朝一番に食洗機の食器やカトレリーをあちこちの棚や引き出しに戻してから生ゴミとその他燃えるゴミを集め、私も燃えるような熱血の一日を過ごそうと誓う🔥

 

朝食の準備をして門まで新聞を取りに行き、どうでも良い内容の割には頻繁にやって来る回覧板にハンコを押し、ご近所に持っていく。

 

生協さんから配達物を受け取り、冷蔵庫やパントリーに入れるが牛乳の数が多過ぎてビックリする。「モ〜!牛どないなってんの〜」と言いながら母と一緒にたくさん牛乳を飲む。注文したのは母ではなく私である笑い泣き

 

かかりつけ医の午前中の訪問往診に備えて家を整頓し、スリッパを玄関に出す。

 

先生がご到着。アメリカ話がお好きで質問が矢継ぎ早に飛んでくる。今はトランプ氏よりも母に注意を向けて欲しいので母に関する質問で応戦する。

 

お帰り後、今度は訪問看護の方が来られる時間が迫って来たので慌ててお昼ご飯を作って母と食べる。脱衣所に必要なものをセットして看護日誌のバインダーを応接間に持ってくる。時間が近づくと脱衣所を温め始める。

 

看護師さんによるシャワー介助中は母の安全が確保されているので私は必死でEメールの返事を書く。どんなに急いでも字が乱雑にならないのがヒジョーに有り難い。

 

シャワー終了後、看護師さんのお見送りの時に歯科往診のことを聞いておく。

 

お昼ご飯の後片付けをしてシャワーで使った各種タオルを洗濯する。洗濯機は実家でかれこれ40年も(!)使い続けている「愛妻号」という当時Nationalブランドだった恐るべき代物だ。愛妻に使ってもらうことを想定したこのネーミング、今頃はきっと商品企画会議を通らないことだろう。最近、電源は入るがスタートしなくなり、とうとう壊れたのかと思ったが、母が洗濯機用の水道の蛇口を閉めていただけであった爆笑

 

乾燥機はこれまではアメリカ製だったが最近壊れたので国産の「リンナイ」製の乾燥機に代わった。というか、私がアメリカから必死でネット検索で探し当てた機種と設置業者だったので殊のほか良い結果にめでたし、めでたしである。母や兄はこの機種を「抱きしめたいほど素晴らしい」と言っている。が、抱きしめるべきはこれを探した私であることには今のところ気づいていない

 

夕刊と郵便を門まで取りに行って母に渡す。

 

午後のお茶の時間、その後夕食の準備。

あ、その前に洗濯物をたたむ。

 

夕食後、母がオンライン句会のために詠んだ俳句を慎重に選ぶ。

 

PCのトラブルサポートなど、まだまだ続く一日だけど、、

 

イケナイ!現在夜中の3時を回っている!

今日は早く寝るべきであった。

 

実は昨日、母と兄と一緒にグループホームの見学に行ってる最中に突然血尿が出て止まらなくなり、最後の施設見学をキャンセルしてERに行ったのでした。生まれて初めてのキョーレツな血尿、しかも一時間置きに大量放出。あまりに真っ赤なので最初そこのトイレの洗浄剤の色かと思った爆笑 昔、青いのが出てくることがあったので今は赤もあるのかと願ったがそうではなかった。

 

コロナでも使うらしい強力抗生物質の投与が効いて、今日は熱も下がり血尿も止まりましたのでどうぞご心配なく。それにしてもお薬の効果に驚き‼️ 飲んでなかったらどうなっていたことやら。。

 

救急に駆け込む前に先に母を車で家に送り届けて、兄はいつの間にか私の病院の付き添い役になっていた。ありがたや〜!持つべきものは40年も走れる魔法のような日本車とそんな旧式の車も運転できる、心優しい兄です。病院で私は熱でふらついていたので、兄の提案で車に積んでいた母の車椅子を取り出してもらい乗る爆笑

 

母はずっと「今日は早く寝て」と言ってくれていたのだけど母に先に寝てもらいました。けど、そろそろ寝ないとぶり返すかも。明日は朝が早い日だった💦

 

それにしても、救急やのに看護師実習生が多くてえらい目にあった。点滴と採血の度に新人の練習台にならされて(涙) 。私は怒らないのを見抜いた医師はエライ!あんまり失敗して刺し直すものやから、とうとう先生が出て来て説明つきで実演されたけど、先生のが一番痛かった笑い泣き ですんで、上手くいかず落ち込んだはる実習生の方にそっとそのこと伝えておきました。彼は一生懸命だったからいつかきっと上手にできるはず!頑張って〜!

 

それにしても、、

2回針を刺せばいいはずやったのに、こんなことに💦

 

 

今でもかなり痛いという笑い泣き

針を抜く時には別の新人さんが躊躇して血管に押し戻してたな…。

アメリカでは訴えられるからここまでの人材は病院にいません(笑)

 

 

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 そうそう、夜更かしになるのはボストンで一人頑張っている夫への応援の他に、購読している英米のオンライン新聞も一人になれる深夜に読んでしまうのでした。ロシア国内におけるプーチンによる政治的弾圧、ウクライナの将来、ガザの深刻な状況など時事問題も思うところが多々あります。そのような毎日での日本滞在もあと僅か。母への家事トレーニングもそろそろ始めナイト。