ボストンからハイウェイ95を北上して1時間半ほどでニューハンプシャー州のポーツマスに到着。
教会の尖塔が青空に映えて美しい!
こんな煉瓦の街並みにもヨーロッパから伝えられた文化が色濃く残っています。
歴史的建造物として残る邸宅はイギリスにも立派なのがたくさんありますが、この辺はアメリカの独立以前に入植したイギリス系の統治者の邸宅が良い状態で保存され幾つか一般公開されています。当時の暮らしぶりやポーツマスの優れた手作りの家具や彫刻技術の高さも見どころでした。
最初に出向いたのは、Governor John Langdon House という18世紀のポーツマスで絶対的な権力を誇ったジョン・ランドン知事のジョージアン様式の邸宅です。
邸宅の主人は港町であるポーツマスが栄えた漁業や海運業にて富を蓄え、後に政界へと転身。邸内も立派な調度品で整えられていました。
肖像画はランドン夫妻。
手作りの家具が精巧で美しい。
座ってみたいな。。
ポーツマス家具と言えばアメリカの名だたる美術館、博物館にも所蔵されているほど素晴らしい技巧の手作り家具なのだそう。メモメモ、マミムメモ...。
暖炉の周囲のこんな模様も全て手作り。ギリシャには昔からあってもアメリカでは19世紀に花開いた装飾美術ですから当時は相当お洒落なものだったはず。
アメリカの個人宅では当時一番大きかったという大広間がこちら。
写真では分かりづらいですがそれほど大きくはなくて思わず、Really? と邸内ツアーの案内者に聞かれないくらいの声で呟いた
いけない、いけない、イギリスの貴族の館の大広間をつい思い出してしまったりして。アメリカの1800年代では...ってことですもんね。。
外に出ると、街中にしては広大なお庭がそのまま残されていました。
ナチュラルガーデン発見!
お庭の奥まで歩いて行くことに。。
思わず手が伸びそうになりました。
どんな味でしょうかね〜
誰が食べるのかも気になるな...(笑)
この後、野外にある昔の生活風景が保存された建築群の Strawberry Banke を見学しました。ストックホルムにある野外博物館のスカンセンと同じような発想ですね。
暑くてへとへとになりながらも全部見ました。
感想: 疲れた〜
じゃなくて、「運営の方々暑い中、ありがとうございました」
私たちは軽装でも、当時の様子を伝えるために暑いのにスーツの中にベストまで着込んだ「邸宅の主人」もいらしたんですよね。。
そのコロニアル様式の邸宅のお庭で見つけた木陰のベンチで一休み。
こういう建物がたくさんあって真夏日に冷房なしというはどこかで聞いたことのある状況(笑)
製造初期のシンガーミシンが凝っていて見ものです!
この日はこれにてホテルに逃げ込む。
夫が It’s just like that house! (あの家とそっくり!)と言うので何かな?と思ったらランドンハウスと壁紙が似ているんですって。
こちらは邸宅で
↓こちらがホテル
お次は博物館ともう一件の邸宅見学。
その後でハマったものは、、
どうぞお楽しみに!