をよくみるので調べてみた(といっても基本転載である)。
どちらも漫画のワンシーンのセリフを変えたものがいつの間にか
流布して広まったものらしい。
①るろうに剣心
飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の最後の後継者主人公緋村
剣心(ひむらけんしん)が薫を手にかけようとした縁を殴り飛ばし、
逆刃刀(さかばとう)を握り締めて叫ぶシーンのセリフ
⇒ 「働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる」
意味的にはニートの不労宣言として使われるようだ。
②SAKON(左近)
北斗の拳の原哲夫の作品で、豊臣秀吉の家臣石田三成が
筒井家の家臣であった勇将島左近(しまさこん)を家来に
召し抱える際に自分の家禄(給料)の半分を与えると申し出
た有名な逸話のシーン。
原作SAKONでは「戦が大嫌いでござる」だったようだが
⇒ 「働きたくないでござる」に変えられたものが流布したようだ。
②が初めに広まったようだが、今のように一般に広まったのは
①の剣心のバージョンによるもののようだ。
現時点では、①のようにニートの不労宣言もしくは勤労者の
願望のどちらでも使われている感がある。
後者の勤労者側で言えば、一見弱気な否定的発言ともとれる
のだが、別な角度から見ればば、劣悪な労働条件下で働きたく
はないが、働かざるを得ないぎりぎりの状況で踏ん張っている
日本のサラリーマンのプライドの示現ともいえるかもしれない。
そんな気がしました。

以上