実技試験をする上で最も重要なことは
手順とペース配分である


手順を決めないと頭の中の整理がつかず
間違いを起こす可能性が高いからです


手順を決めたら時間です
試験時間は概ね55分程度です

問題によっては50分の場合もあるようです

それぞれの作業工程にどのくらい費やすか
ある程度時間を定めてみましょう

時間を決めることで試験時間を上手く使えて
最後の回路チェック、修正などの余裕もできます


実技試験を順番にすると


1.問題を読む

2.複線図を書く

3.ケーブル色別する

4.ケーブル線種・長さを記載する

5.ケーブル切出し・被服剥き

6.器具、ケーブル配置・確認

7.結線

8.回路確認

9.修正


上記が基本的な工程になります

この順番には意味があります


まずは試験会場ですが
テーブルが小さく材料が乱雑になることが
あります


ここで重要になってくるのが

工程5のケーブル切出し・被服剥き
かと思います


切っていくうちにどれが何処のケーブルが
判らなくなってしまうことが多々あります


そこでポイントですが
複線図のケーブルに番号をつける
ケーブルに油性ペンで印をつける
(1なら点が一つなど)

そうすることで材料混在による間違い防止できます

工程5が一番時間の掛かる部分です

ここで焦ってしまうと他の工程に影響してしまいます
工程5ではペンチ、ナイフ、ワイヤッストリッパを使用します
工具持ち替えることが多くなります


ここでもポイントですが


1.ペンチできる
2.ナイフで被服を剥く
3.ワイヤストリッパで絶縁被服を剥く


この3つを一連で進めることで
工具の持ち替えがなくなり
かなりスムーズに進みます

持ち替えするとかなりイライラしてきます(笑)
ので練習してみてください

実技試験の練習の計画する上で重要なことは

どのように練習をす進めるか?
ということになります


実技試験は候補問題10問の中から
出題されるので極端な話それらを
完璧にマスターすることで合格に近づくことができます

以前は出題傾向が判らなかったので
苦手問題がでると不合格になったりと
苦労した方もいたようです


実技試験の練習は時間の問題から全てを実践することは
難しいかもしれません

そこでまずは部分的に回路の製作をマスターすることから始めてみましょう


いくつか例をあげると


ランプレセクタブル接続まで

常時点灯回路の接続

端子台への接続

KIP線の端末処理

VVF線の端末処理

などなど


最初のうちは
試験問題の中から部分的に抽出し
反復練習に重点をおいてみましょう

10日も練習すれば慣れてきますので
複線図を見ながら回路を製作してみてください

実技試験は期間も少ないので計画的に練習することが
ポイントとなります

私の考えとしては


まず複線図の書き方を完璧にマスターする

これをやっておくことでひたすら練習に
専念することができます

複線図の書き方をマスターしてないと
後戻りとなりなかなか前にすすめません
段階を踏むことでスムーズに練習することができます


実技は練習時間を費やすことで
不安が解消し自信に繋がります

しかし全くの初心者の方にはゼロから
のスタートとなり経験者の助言を受け
ないと合格は難しいと判断します


また直前講習会などに参加するのも一つの方法です
解らない部分の問題解消や他の方の施工方法など
独りでは解決できない部分が発見できたりもします


最近ではビデオ教材もありケーブル被服の剥き方
ランプへの接続なわかり易く解説した教材もあるので
そちらもオススメです


生活環境によっては仕事などでなかなか時間を自由に
使えないこともあろうかと思いますが

まずはどの方法で練習するか計画を立てましょう
目安としては1日2時間は回路作成の練習したいところです