啐啄(そったく)同時

禅において、師匠から弟子へ伝授が行われるときの心得のこと。

「啐」とは、タマゴの中にいるひな鳥が、タマゴの殻を破って外にでようとして殻をコツコツ突くこと。
「啄」とは、親鳥がひな鳥を助けようとして、タマゴの外側から殻をカツカツと突くこと。

人材育成においては、師匠となる人が
(1)弟子が破るべき殻(=超えていくべき目標)を明らかににし、
(2)弟子がその殻に向かって自発的にアタックするための情熱を刺激しつつ、
(3)弟子が殻を破るための手助けをしてあげることが必要

(酒井穣『日本で最も人材を育成する会社のテキスト』)

$子育てやマネジメントで使える考え方やスキルを扱うブログです!!

子供や、組織のメンバーに頑張ってもらうだけでなく、親や上司が適切な目標設定を行い、成長の支援をしてあげることが大切ですね。

子供は勝手に成長していくと考えるのは、子供ひとりで必死で殻を割り続ける行為をさせることです。殻を割れるかもしませんが、親がうまく支援してあげれば、より効率的に殻を割れるのは間違いありません。
ただし、親が過剰に干渉しすぎると、殻ごと子供を潰してしまうかもしれません。
どういった支援をするのか日々思考錯誤する必要がありますね。

啐啄(そったく)同時という言葉によって、親や上司の大切さに改めて気付かされました。
●家庭にも、職場にもビジョンを!!
まずは、ビジョンの必要性。

子育てをするにしても・会社でメンバーをマネジメントするにしても、
まずはどこを目指すのか、ビジョンを自分自身がしっかりと示す必要があると思います。

魅力的なビジョンによって、子供やメンバーの成長する角度は確実にあがります。
というのも、

目指す所をはっきりさせることで、それに必要なものと必要でないものがある程度はっきりし、無駄を省くことができます。つまり、選択と集中ができるようになるからです。


●実は簡単に体験できます!!!!

一旦目を閉じて、自分は赤色を探すと心で目標を定めて、3秒後に周囲を見渡して赤色を探してください。
はい、どうぞ!!!

・・・・
どうですか?気が付かなかった赤色がいろいろと浮かび上がりましたか?
これをカラーバス効果や選択的知覚といいます。

そして、これこそがビジョンが持つ本当の力です。
ビジョンを持って、意識していれば、そのビジョンに近づくためのヒントを日常生活の端々から得られることができます。いらない情報を捨てて、必要な情報を世界から取得するのです。
選択と集中が始まります。ぼ~としていると決して気づかないことまで気づくようになります。
そして結果として、ビジョンに近づくことができるようになるのです。


●家庭においてビジョンがありますか?
職場においてビジョンがありますか?
ビジョンなしに、子供に怒っていませんか?
ビジョンなしに、部下に怒っていませんか?

もし、ビジョンなしに怒っているのなら、本当に怒られるべきは、ビジョンによって、皆の成長角度を高めない「あなた」かもしれませんね。