こんにちは、macknです。
宝塚歌劇団 星組公演
ミュージカル『阿修羅城の瞳』
レビュー『エスペラント!』を観劇してきました!
劇団☆新感線との初コラボレーションとなる話題作に、トップスター礼真琴さんの集大成とも言えるラストステージ。
どセンター前方というありがたいチケットを割り当ててくれた宝塚友の会に感謝です!
■ 演目紹介
『阿修羅城の瞳』
原作:劇団☆新感線(作・中島かずき)
潤色・上演台本・演出:小柳奈穂子
文化・文政期の江戸を舞台に、人と鬼の壮絶な恋と戦いを描いた伝奇エンターテインメント。
“鬼殺し”と恐れられた男・病葉出門(わくらば でもん)と、
謎の女・つばきとの出会いによって動き出す運命。
鬼の王・阿修羅の目覚めを巡り、人と鬼の因縁が交差していきます。
『エスペラント!』
作・演出:生田大和
“希望”をテーマに紡がれる、宝塚らしい華やかで幻想的なレビュー作品。
ヨーロッパでもアメリカでもない、「110年の伝統のその先」を目指した、
新時代の“宝塚レビュー”の姿を感じさせる舞台です。
■卒業公演にぴったりな大作『阿修羅城の瞳』
鬼と人との因縁に翻弄されながらも、愛を貫こうとする主人公の姿は、
まさに礼真琴さんの退団作にふさわしい風格でした。
特に印象的だったのが、いわゆる歌舞伎の見得(みえ)を切るような演出。
拍子木がカンカンカン!と鳴る中、スターが捌けていく──
そんな“様式美”が、星組らしい力強さと相まって感動を誘いました。
今回が初見の『阿修羅城の瞳』でしたが内容もわかりやすく、
センター席で舞台全体が見渡せたのもあり、まさに視界も心も、ど真ん中で観た舞台となりました♪
■王道で鮮やか!『エスペラント!』の喜び
ショー『エスペラント!』については
「星組らしくないのでは…?」という前評判も耳にしていたのですが、
むしろそれが良い意味での裏切りでした!
ついに礼真琴さんに宝塚らしい王道ショーがめぐってきた!
そう感じるほど、まさに夢と煌めきに満ちたレビュー。
華やかでいて、どこか懐かしく、でも新しさを感じさせる──
そんな不思議な魅力のあるショーでした。
■ショーの魅力
個人的にはショーが超絶気に入りました。
幕開きはキラキラ舞台に板づいている生徒さんがただただ眩しくて。
スカイステージの番組で生徒さんたちが「花組さんみたい...」っておっしゃっていましたが、
お衣装がパステルカラーで「一見」可愛らしいのですが、舞台装置のあちこちに★マークがあったりして、やっぱり星組さんでした!
ほっとした気持ちもありつつ、全体的にミュージカルっぽいキュートで夢ゆめしい演出もあいまって、特に前半は爆泣きしてしまいました。
絵画のフレームを通じて画家がモデルに問いかけます。
「君は、その姿を真実だと思うか?」
静寂の中、額縁に見立てた大きなセットが正面へ押し出されると、極美くんが絵に描かれたような凛々しさと美しさで現れる――
極美くんが最高に綺麗すぎて気が狂いそうでした!!
画家のシーンは直近で雪組さんもやったな...とは思いつつ、全く違う世界観でさらに好みでした。
忙しい街の群像シーン
タクシー運転手に扮したグループが歌うのは、
「この街を駆け抜けるのは、私たちの愛と希望!」
タクシーの運転手さんに扮したグループの先頭で歌うみきちぐさんがもうなんとも最高にキュートで...!
一生終わらないでほしいと思うくらい大好きなシーンでした。
最後にこっちゃんの黒燕尾を見ることが出来たのも嬉しかったです。
■甲乙つけがたい魅力
まこっちゃん時代の星組さんはメガファンタジー『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』(作・演出/齋藤 吉正)が最高傑作だと思っていますが、宝塚のショーとしては異色作です。
でも、あんな最高にトンチキなショー、まこっちゃん時代じゃないとできなかったんじゃないでしょうか。
イケイケな気分になりたいときにサントラのCD(もちろん買った)をよく聞きます。
前作のカルナバル・ファンタジア『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』(作・演出/竹田 悠一郎)
は個人的に勇気をもらえたショーで思い出深く、これが2番かな、と思っていましたが、今回のショー『エスペラント!』はどう順番をつけたらいいかわからないくらい、今一番好きな作品です。
最後にこんな素敵なショーを見せてもらえて最高に幸せです!
どうか千秋楽まで、生徒さんが怪我なく健康に毎日舞台にたてますように。
■おまけ
せっかく銀座に出るのでお夕飯は魚弁当をお土産に買って帰りました♪
かれいとなんだったかな~!
さわら...じゃないよな?時期的に。
とっても美味しかったです。