倍音について。
普段私たちが耳にする音に人の声や楽器の音などがあります。

実は音は沢山の音から出来ています。

では、たった一つの音とは何でしょうか?
それはサイン波または正弦波と言います。
テレビの放送終了時に流れている「ピーーー」と言う音です。

全ての音はこの「サイン波」の倍音の組み合わせで出来ています。


例えばピアノのラをポ~ンと弾いたとします。

この時、実際になっている音は

110Hz 1倍音 基音

220Hz 2倍音

330Hz 3倍音

440Hz 4倍音

550Hz 5倍音

660Hz 6倍音

、、、、、、。

このように基準の音の他にも整数倍のサイン波が出ています。
基音が一番大きく、倍数が大きくなる程含まれる音量が小さくなります。

私たちはこの含まれる倍音の割合によって、
「この音はピアノだ」
「これはトランペットだ」
「これは犬の鳴き声だ」
と聞き分けています。

人間の声も一人ひとり含まれる倍音成分が違って、この違いを聞き分けているのですから、人の耳はなんとも素晴らしいですね。

ではまた次回。