(一部添削、再掲)
先日、本ブログの読者の方から、
以下のような質問をいただきました。
「子どもの学校や大人に対する不信感やトラウマを取り除くには、医療機関しかないのでしょうか? 」
このテーマは大変重要であり、
子供の不登校・ひきこもりのみではなく、
大人の引きこもりやニートについても関係します。
コメント欄への回答は字数が限られていますので、
このブログに書かせていただくことにしましたので、
ご了承のほど、お願い申し上げます。
コメントいただいた記事はこちらです。
併せてご覧くださいね。
① 不登校・ひきこもりの子供が「学校に行く」と宣言しても、なぜ行けないのか?その本当の理由と対策は? →
② 不登校・ひきこもりの子供が「学校に行く」と宣言しても、なぜ行けないのか?その本当の理由と対策は? →
■不登校・ひきこもりの子供の心は、大人・子供への不信感と恐怖心で一杯
なお、その前に、ご質問者の方に
補足的にご理解いただきたいのは、次の事です。
☑ 学校に行けなくなった子供は、大人に対してのみ不信感や恐怖心をもっているのではなく、学校の子供たちに対しても不信感や恐怖心をもっています。
☑ またそのような子供は学校の大人(担任、先生、部活の顧問、教頭、校長)
のみに対してではなく、実の親である父親・母親に対しても、強烈な不信感や恐怖心をもっていることが多いのです。(両親に対して暴言を吐く、暴力を振るったりするのもそのためです)
☑ そのような学校の大人(先生たち)や子供(クラスメートや学校の友達)などに対する不信感や恐怖心は、子供の心を正確に理解し、心の傷を癒さないまま放置すると、汎化(はんか。広がる)していき、学校の大人や子供のみではなく、住んでいる街の大人全般、子供全般に対する不信感や恐怖心になっていきます。(その結果、子供は家から一歩も出れなくなってしまいます)
以上を踏まえた上で、下記をお読みくださいね。
■不登校・ひきこもりの子供への薬剤投与は一時的に症状を和らげることはあるが、症状の本当の原因(心因)解決することは困難
学校に行けなくなって部屋に引きこもったり、
起立性調節障害や多動性などの
発達障害の診断を受けた子供などに対し、
スクールカウンセラーなどの勧めで精神科・心療内科・
思春期外来などのクリニックで受診した場合、
担当医師によっては、薬剤投与を行います。
投じられる薬剤は、
確かに学校に行けなくなった過程で
子供が持った不信感やトラウマから生じる
“症状(緊張、不安、無力、無気力、不眠、神経過敏、落ちつきのなさ、その他の諸症状)
を一時的に緩和する”ことはできます。
しかし、そのような“症状”が生じることとなった
不信感やトラウマそのもの(心因・真因)を解消するのは、
長年の臨床経験から言わせてもらえば、
薬剤の投与のみでは難しいだろうと思います。
■“学校に行くのが恐いトラウマ”の真因(心因)は?
不信感やトラウマを持つようになったつらい、
悲しい出来事(イジメ、無視、暴力、心ない親や先生の言動など)
などによって、子供の心は深く傷つき、
その過程で、クラスメートや担任や
部活の顧問などに対する強烈な不信感を受け、
恐怖心を抱くようになります。
また、学校に行くのが恐くて堪らないから
学校に行くのを拒否しているのに、
子供のそのような心理が分からない親に
無理やりに学校に行かされようとした過程で、
多くの子供たちは、実の母親や父親さえ
信じれなくなり、やはり恐怖心をいだくことが多いです。
そのような不信感や恐怖心が絡まり合って、
学校に行くのが恐いトラウマ
(深く心が傷ついた子供の自己防衛本能が、学校に行こうとすると条件反射的に拒絶反応を示すように作動する要因)
が心の奥深くにできてしまいます。
学校に行くのが恐いトラウマの主な“心因・真因”は、
子供の心が深く傷ついていったそのプロセスにおいて、
子供が持つにいたった、学校そのもの
(クラスメートや担任など、学校の子供たちと大人たち)に
対する不信感や恐怖心であると言っていいかもしれません。
■子供の問題行動や気になる症状の原因はトラウマの作動
不登校・ひきこもりの子供たちが示す様々な
問題行動(緊張、不安、無力、無気力、不眠、神経過敏、落ちつきのなさ、親に対する暴言・暴力、昼夜逆転、ゲーム没頭、物を壊す、家を飛び出す、その他)
は、そのような不信感や恐怖心から
できあがったトラウマが原因なのです。
そのような問題行動を示す子供を
クリニックに連れて行きますと、時には上記のように、
医師は薬剤を投与するよう指示し、
安定剤や睡眠剤などを服用した子供は、
一時的に症状が緩和することはあります。
しかし、そのような症状の緩和は、
飽くまでも一時的なものであり、
薬剤の投与を止めた場合、
子供の心が深く傷ついたままでいますと、
症状がぶり返し、問題行動が再び起きます。
■“学校に行くのが恐いトラウマ”、不信感、恐怖心を消すためには?
では、そのような問題行動や症状を
生み出しているところのトラウマや、
その元となっている不信感や恐怖心を消すためには
どのようなことをすればいいのでしょうか。
最優先すべきは、深く傷ついた
子供の心をしっかり癒すことです。
一定期間(数ヶ月ほど)、母親が
学校に行けないでいる不登校・ひきこもりの
子供の心をしっかり癒すために
適切な働きかけを行うことにより、
子供の心はやがて元気になり、笑顔が戻ってきて、
自らまた登校したいという意志を持つようになります。
子供の深い心の傷をお母様の愛情によって
しっかり癒してあげることにより、
子供の心は元気を取りもどし、
母親への信頼と母親の愛情により、子供は徐々に
他人に対する不信感や恐怖心は和らいでいきます。
その過程で、多くの子供たちは、
それまで服用していた色々な薬剤を飲むのを忘れたり、
以前は飲むことを嫌がっていたのに、
段々と嫌がるようになったりします。
そして薬剤を飲まないと以前は眠れなかったのに
自然と眠れるようになり、いつも緊張して
何も手がつかなかったのに落ちついて過ごすようになり、
知人に会うことさえできなかったのに
自ら会いたいと言い出したりします。
■子供が笑顔と元気を取りもどすようになると医師は薬剤を投与しなくなる?
既に薬の服用をしている場合、
私は薬を飲むことを止めることは絶対に提案はしませんし、
カウンセリングを始める前のように、
従来通り、定期的に医師の診断を受け、
指示を受けるようにアドバイスします。
ですが、子供の心が安定して元気になってくると、
診察をしている医師が薬剤の服用の必要がない判断し、
ほとんどの場合、薬剤を処方はするが、
必要な時にのみ(とても不安になったり、緊張感が強くなったり、眠れなくなったりした場合など)に飲めば良い、
というような指導をされることが多いです。
■カウンセリングの最優先事項は、子供の心の傷をしっかり理解し、きちんと癒すこと!
当方の3ヶ月カウンセリング・プログラムの中の
様々なワークの中の最優先事項は、
“母親が子供の深く傷ついた心を正確に理解し、その傷を癒すために、母親の愛情が子供の心の奥に届くための積極的な接し方”
です。
このワークを徹底的に行う時、
手のつけられなかった子供の問題行動や
親から見ても以上に見える様々な症状が和らいでいき、
トラウマが収まってきますので、
子供の表情や言動が穏やかになってきます。
子供が落ちついてきましたら、
更に様々なワークを進めていただき、
子供の深く傷ついた心を癒してトラウマを根底から消し、
そして勇気と自信を与えることによって、
親の説得や強制によってではなく、
子供自信が「学校に行く!」と言い出すのです。
以上、当方の多くの臨床経験及び
カウンセリングを受けた下さったお母様やお父様方からの
ご報告を基に、要点のみですが、
書かせていただきました。
【ご参考】
■鬱病を患っている大人も、カウンセリングによって心が癒やされると、薬剤投与を自然に止めるようになる
なお、上記のようなパターンは、
実は大人の鬱病にも通じるところがあります。
ご参考までに、当方で扱いましたケース(事例)を
基にポイントを整理してみます。
鬱病を患っている大人の方は、
ほぼ例外がないと言っていいぐらい、
会社の同僚や上司、仕事仲間はいうまでもなく、
親しい友人や家族にさえ、
誰にも言えない深い苦悩を抱えています。
また、その苦悩が生じる過程で、
心が深く傷ついていますが、周囲の誰一人、
その深い心の傷には気づきません。
(そもそも本人が周囲に話しませんから分かりようもありませんが…)
鬱病を何年も患い、長年、
安定剤・睡眠剤・抗うつ剤・胃腸薬・漢方などを処方され、
飲み続けても一向に良くならないと訴える
多くのクライアント(相談者)からの
ご相談を多く受けてきました。
そのような場合、カウンセリングを始めた段階では、
私は医師ではなく、一心理カウンセラーでありますので、
当然ながら薬を飲むのを止めるとか続けるとかは
一切コメントせず、クライアントから薬物服用の可否を尋ねられても、
私は医師の指示と処方に従うように伝えます。
しかし、何回かカウンセリングをくり返し、
ある程度、誰にも話せないでいた
心の苦悩(時には深い秘密)をクライアントが話し始めますと、
心が軽くなってきて、余裕が生じてきます。
更にカウンセリングを継続しますと、
クライアントの心が明らかに前向きに変わり、
意欲や気力が戻ってきてくるのを感じることができます。
そのような変化は、クライアントの言葉のみではなく、
表情や目つき(眼差し)に表れてきますし、
態度や雰囲気にも表れてきます。
そのような変化が生じてくる頃になると、
クライアントはなぜか毎日数回しっかり飲んでいた薬を
飲み忘れることが徐々に多くなってきます。
(鬱病を患う人は大変真面目で優秀な人が多いので、薬の飲み忘れは先ずありません)
以前は薬を手放せなかったのが、
会社などに薬をもっていくのを忘れると恐怖で
パニックになるほど薬を手放すのが恐かったのに、
最初は時々、そのうちしょっちゅう
忘れるようになってくることが多くなります。
そして、安定剤や睡眠剤や抗うつ剤などを
飲まないでいるのに、気分は良好で、
夜は眠れて、不安もほとんど感じなくなっているのです。
そのような変化については、逐次、
定期的に受診しているクリニックに
正直に報告するようアドバイスしますが、
医師はそのような患者(クライアント)の変化に応じて、
薬を減らしたり、あるいは、不安を感じたり、
眠れない時だけに薬を飲めば良い、
と指示をすることが多いようです。
そして、ある時点に来ると、
医師は患者の話しを聴き、診断の結果、
もはや薬を飲むことを指示も進めなくもなることがあります。
大体、上記のようなことが良くありました。
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しっかりお持ちいただければ、
お子さんは、早晩、必ず復活します。
お子さんの心の傷が癒やされれば
学校に行くのが恐いトラウマも消えます。
そうなれば
お子さんの笑顔も元気ももどり
誰からも促されなくてもお子さんは
自ら喜んで学校に、
勉強にもどっていきます。
苦労知らずの他の子どもたちよりも
精神的にたくましく、愛情豊かな
夢と希望と生きがいを持った
素晴らしい大人に成長して行くでしょう。
わが子の復活を
勇気と希望を持って
信じて待てば
お子さんは復活し
笑顔で元気に
自ら喜んで再登校する日が
必ず訪れてきます。
お母様、大丈夫です!
必ずお母様もお子さんも
近い将来、笑顔で
今の苦悩と辛さを
懐かしく振りかえる日がきます。
今日も元気に
頑張って行きましょう!!
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