①子どもの信頼を取りもどすことが、不登校・ひきこもり解決と子どもの幸せには必要不可欠！

(一部添削、再掲)

おはようございます。

【不登校・ひきこもりの子どもは、なぜ心を開いてお父さんお母さんと話しをしないのか。】

学校に行けなくなり、外出もできなくなって

家にひきこもってしまっている子どもは、

学校に行けなくなった当初は、

親ともほとんど口をききません。

それは、

お父さんお母さんと話しをすれば、

どうせまた、

「学校はどうするの？」

「いつ、学校に行く気なの？」

「そんなに休んで大丈夫か？」

「学校に行かなきゃ、みんなに置いて行かれるぞ！」

「ゲームなんかやっているヒマがあるなら学校に行けば？」

などと催促されたり、

問いつめられたり、責められる、

と子どもたちは思っているからなのです。

「自分だって学校に行きたいんだけど、行こうとすると、どうしてか分からないけど、心も体も固まってしまって、身動きがとれなくなってしまうんだよね…」

「自分はどうするこもできないで、つらくて苦しんでいるのに、お父さんお母さんはそんな自分の気持ちを全然理解しようともせず、追い打ちをかけるように、色々と批難したり責めたりする…」

そう思っていれば、

どんなに親孝行なお子さんでも、

お父さんお母さんに心を閉じます。

不登校、ひきこもりの子どもたちのほとんどは、

学校に行き渋り、行けなくなった頃の、

“無理解な親の言動”で心が深く傷つき、

親を恨み、信頼しなくなっているものです。

そのような現実を理解しないで、

お母さんがお子さんに話しかけようとしても、

あるいは学校で何があったのか

聞き出そうとしても、子どもは

話すはずなどありませんよね。

だって、何か話せば、

また自分を攻撃したり、批難したり、

責めたり、叱ったりするに

決まっているのですから…

（少なくとも子どもはそう思い込んでいます）

では、どうすればいいのでしょうか。

お父さんお母さんが、一旦失った

子どもの信頼を取りもどすのは、

ハッキリ言って、容易ではありません。

なにしろ、不登校・ひきこもりの

子どもたちのほとんどは、

「お父さんお母さんは、自分を裏切った！
自分の味方だと思っていたのに、先生たちとグルになって、行くのが恐い学校に無理矢理に行かせようとしている。前も、毎日のように強制したじゃないか。」

と強く感じていますし、

親に裏切られたというショックもあり、

“親の裏切り”に心が深く傷ついているのです。

言葉にするのはつらいのですが、

不登校・ひきこもりの子どもにとって、

お父さんお母さんは、今や警戒し、

絶対に心を許してはいけない、

自分の“生存を脅かす敵”であり、

自分を恐い学校に無理に行かせようとしている

“冷血な圧制者であり、独裁者”でもあるのです。

子どもから見たら

そんなお父さんお母さんですから、

いくらお父さんお母さんが、

「親のいうことをちゃんと素直にきいて欲しい、学校であったつらいことを話して欲しい、これからどうしたいのか本音で話し合いたい」

と口説いても、泣きついても、

子どもが心を開いてきくはずなど、

期待する方がまちがっています。

この厳しい現実をしっかり受けとめ、

「子どもは黙って何も言わないけど、心の奥では自分を憎んでいるんだ、恨んでいるんだ、恐れているんだ、信じていないんだ、自分を裏切り者と思っているんだ…」

ということをしっかり理解しないと、

正直、何も始まりません。

子どもの心を開くどころか、

親が猫なで声でいくら優しく話しても、

心を更に閉ざしていきます。

もし今、お子さんが

●貴女のお話をぜんぜん聴かない

●台所やリビングで顔を合わせても話をしない

●何をきいてもまともに応えない

●自分から何も話そうとしない

●部屋に閉じこもっていて出てこない

そんな状況にあるのであれば、

残念ながら、

親としては認めがたい事なのですが、

お子さんは、お母さん、貴女のことを

信頼していないということになります。

そのような状況にあるお子さんが、

もしいま成人であり、

自由に使えるお金が十分にあれば、

きっとさっさと家を出て行き、

二度と貴女の前に現れることはないでしょう。

少なくとも、本人はそう思っているでしょう。

ですから、

中学生や高校生の子どもが

「一人暮らししたい」、と言いだしたときは、

要注意ですね。

そのような子どもの気持ちを

べつな言葉で表現すると、

こうなります　ー

「私（オレ）は、もうアンタたちを親とも家族ともおもっていない。オマエたちは、赤の他人よりもひどい存在だよ。さっさと自分の前から消えて欲しい。でも、どうせ消えないよね。だったら、自分からこんな家を出て行ってやる！」

そのような思いを、

多くの不登校・ひきこもりの子どもたちは

もっているものです。

この大切な事実を

ほとんど誰も書きません。

カウンセラーのほとんども、

お母さんのお気持ちに配慮してか、

書こうとしません。

でも、問題の解決は、

問題の本質を知ることから始まります。

では、どうすればいいのか？

そのテーマについては、

次回の記事で書かせて

いただきたいと思っています。

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