お母さんの素直な気持ちが不登校、ひきこもりの子どもの心に伝わるとき、届くとき、何がおきる？

(一部添削、再掲)

こんにちは。

子どもがなかなか親の気持ちをわかってくれず、

それどころか親の期待を裏切ってばかりいる…

そんなとき、私たち親は、

「ここまで育てるのにどれほど苦労したことか…子どものためにこんなに苦労し、嫌なこともがんばって耐えてきているのに、なんでわかってくれないの(ﾉ_･｡)」

となげきますよね。

昔から言われている

「親の心、子知らず」という言葉は

こんな心境をいうのよね…

なんて思ってしまいますよね。

でもかく言う私たち親は、

“親の心”を知ってもらうためには、

自分の思いや希望を素直に、

子どもがわかるような言葉遣いで、

ちゃんと子どもの心の奥に届くように工夫しながら、

伝えているでしょうか。

「ちゃんと言葉に出して言いましたよ。それも何度もね！」

とおっしゃるお母さんもおられると思いますが、

言葉に出してご自分の気持ちが

伝わったかどうかは、正直なところ、

何とも言えません。

親の気持ちがちゃんと

子どもに伝わったかどうかは、

子ども自身にきいてみるとわかります。

私の経験でいいますと、

以前はちゃんと伝えたと思っていても、

そうですね、70%くらいは

ちゃんと届いていませんでした(^_^;

子どもは、子どもの理解の仕方、

子どもの理屈、子どもの論理、

子どもの感じ方、子どもの受けとめ方があります。

それを知った上で、

“子どもの感情と考え方に受け容れてもらえるような話し方、伝え方”

をしないと、まず伝わっていない

と思っていいと思います。

子どもの心に伝わる話し方、

伝え方とはどういうものでしょうか？

第一に、

大人の考え方、世間の常識、

正しいと思われる見解、高尚な教育論、

育児論、英才教育、早期教育…　

そんな大人の世界の考え方と常識を

すべて頭から捨てること。

第二に、

子どもを説得しようとしないことです。

説得して、説き伏せて、

子どもをいったんは親の言うことを

きかせることはできますが、

後日、必ずそのリベンジを受けることになります。

第三に、

子どものような気持ちで、

今の自分の自分の純粋な気持ちと思いを、

そのまま素直な気持ちで、

単純明快な言葉で、子どもの心に

やさしく語りかけることです。

第四に、

子どもが拒否したり、難色を示したら、

親は潔く敗北を認めてさっさと撤退する覚悟を、

あらかじめ決めておくことです。

子どもが拒否や難色を示しているときは、

言葉にださずとも、

親は感じ取ることができますね。

そして最後に、

子どもが喜んで受け容れることのみが、

子どもの心に届いていることを知ることです。

子どもが渋々従ったり、

浮かぬ顔で受け容れているものは、

後日、必ず消化不良をおこします。

学校に行けなくなり、不登校となって

家にひきこもっているお子さんの場合、

ほぼ例外なく、親の気持ちが

きちんと子どもの心に伝わっていなかった

と言っていいと思います。

つまり、親が期待し、願ったことと、

子どもが理解していたことの間には、

千里の距離が横たわっていた、

ということですね。

では今、どうすべきなのでしょうか？

不登校、ひきこもりを解決し、

再びお子さんのあの楽しそうな笑顔と、

はつらつとした元気な姿を

お母さんが心から願われるのであれば、

先ず、第一にご提案したいことは　ー

貴女の思いやお気持ちが、

お子さんにの心にちゃんと伝わり、

心の奥深くまでまちがいなく届くためには、

どのような話し方、どのような言葉遣いを

すればいいのか、それを知ることです。

お母さんの深い愛情や、

行き届いた配慮と思いやり、

切実にお子さんの今のつらい状況を

悲しんでおられるその思い、

お子さんの力になるためには何でもしてあげたい

と願われるその切実な親心…

お母さんのお気持ちが

お子さんの心にきちんと伝わり、届いたとき、

必ずお子さんの態度が一変し、

笑顔と元気がもどります。

子どもは千差万別で、

一人として同じような子どもはいませんよね。

お子さんがどのような表現の仕方、

どのような話し方、どのような接し方であれば、

お母さんのお言葉がちゃんと

心に届くのか、正しく伝わるのか、

それはお母さん、貴女にしかわかりません。

子どもの素晴らしい未来を開くために、

お母さん、もう一度、これまでのお子さんとの

コミュニケーションの取り方、話し方、言い方について、

考えなおしてみたいと思いませんか？

お母さんの小さな工夫が、

子どもの未来を大きく変えていきます。

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