親の願望や期待を捨てることができますか？

(一部添削、再掲)

貴女にお尋ねしたいのですが、
貴女は“全てを捨ててでもお子さんを助けたい”
と心底思っていますか。
そのような覚悟を
決めることはできるでしょうか。

こんな事を訊くと、
貴女から叱られそうですね。
「当たり前でしょ!だからこんなに苦労しているのに…」と。

しかし、
親たるもの誰でも自分の子に対して
何らかの欲を
もっているものではないでしょうか。
例えば、
母親である貴女には
次のような願望はないでしょうか。

◇ お勉強ができる子であって欲しい。
◇ 先生に褒められる子になって欲しいねえ。
◇ クラスメートみんなから好かれるといいなあ。
◇ 先生から気に入られれば、勉強に身が入るのにねえ。
◇ 演奏が上手にできればいいなあ。
◇ スポーツ抜群なら親としても鼻が高いんだけど。
◇ 偏差値がもっと上がればどんなにいいだろう。
◇ 公立の優秀な進学校に行ければ一流大学に入れる。
◇ 良い大学を卒業すれば一流企業に入って生活が安定するしねえ…

まさかと思われるかもしれませんが、
時として、
お母さんが無意識に願っている
そのような親の欲目や欲望が、
実はお子さんの心を縛り、
自由を奪っていることがあるものです。

（恥ずかしながら、
長女が不登校になるまでは、
私は当たりまえのように
そう考えていました。
疑うこともなく、それが正しいと
確信していたのです(-_-;)）

お子さん自身もそう願っていれば良いのです。
親と子の願望がマッチングしていれば
何の問題もありません。

しかし、
親の希望が多すぎたり、高すぎたり、
何よりもお子さん自身の
心の奥の願いとマッチしていない場合は、
それがお子さんの悩みや苦しみの
始まりとなるかもしれません。

そして、いくら頑張っても、
自分の大好きな親の希望や期待に
添えないお子さんは
“自分はダメな子だ”
と自己嫌悪に陥ることが多くなります。

自分に自信をなくし、
授業や部活がつまらなくなり、
学校の先生やクラスメートや友達との関係が
ギクシャクすることもあります。

そして、結果的に
お子さんの意欲、気力を失わせ、
元気を奪い、
登校拒否にしてしまうことも
あったりします。

万が一、
貴女のお子さんが
そのような理由などで不登校になり、
心の底で
「お母さん、助けて！」と
貴女に訴えてきましたら、
母親である貴女は
そのような親の希望や期待を
捨てることができるでしょうか。

今日は親にとって
少々厳しい問題を投げかけましたが、
明日は、
母親である貴女のお心に宿っている
“親の本心と覚悟”
がどういうものかを
再確認する手助けとなる空想ゲームを
楽しんでいただきたいと思います。

今日も訪問いただき、
有難うございます。

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