JAXA(宇宙航空研究開発機構)に関しては、地上に住む私達には少々縁遠い存在かもしれません。
しかし、残念ながら文部科学省の、当時JAXAに出向していた文部科学省前国際統括官の川端和明容疑者(57)=収賄(しゅうわい)容疑で逮捕=らに接待攻勢をかけドロドロした関係を結んだ医療コンサルタント会社元役員の谷口浩司(こうじ)容疑者(47)=贈賄(ぞうわい)容疑で逮捕、という文部科学省を揺るがす事態が発生したことは、宇宙ファン、航空ファンの一人である筆者にとっても、大変残念に思っています。
そのような中、JAXAが打ち上げた地球観測衛星「しきさい」が今年の夏の猛暑の状況を「正確に捉える」成果を挙げました!!
8月1日21時31分に産経ニュースが「猛暑、衛星で地表の熱がくっきり 地表温度の画像公開」の題で次のように伝えました。
『宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、地球観測衛星「しきさい」が捉えた地表温度の画像を公開した。1日午前10時40分ごろの観測で、埼玉県熊谷市や京都市周辺では50度を超えるなど、大都市周辺の広い範囲で40度以上の高温となり、猛暑に見舞われている様子が見て取れる。子供は大人より背が低く、地面の熱の影響を受けやすいため注意が必要だ。
画像は東北南部から近畿付近をカバーし、温度が高いほど濃い赤で示されている。東京や名古屋、大阪など、舗装された道路やビルが多い大都市の周辺で高温が目立つ。一方、都市部でも皇居周辺など木が多い場所や緑地では、温度がやや低くなっていた。
しきさいは大気や海、陸を観測し、地球温暖化の仕組みなどを調べるために打ち上げられた衛星。』
しきさいの画像は極めて正確に地表の温度を把握しています。
正に神秘的、と表現出来る程のものです!!
JAXAが打ち上げた地球観測衛星「しきさい」が今年の夏の猛暑の状況を捉える大活躍!!
2018年8月1日の10:40頃に観測された地表面温度。図の白色の領域は雲域を示しています。(雲周辺はまだ雲が取りきれていない可能性があります。)
画像は日本列島中央部付近、秋田市、盛岡市から東北南部、関東、中部、近畿、そして岡山氏や高松市も画像範囲に入っています。
出典:JAXA HP
この画像から、都市部の地上温度は50℃を越えている地域があることが一目瞭然です!!
いかに今年の夏が猛暑であるかが実感出来ます!!