毎朝4時に配信しているメルマガ「けんじ先生の【元気が出る英語】」より、読むと元気になる偉人達の名言を引用してお届けします。ぜひ、彼らの言葉からパワーを受け取り、日々エネルギーが必要な親子バイリンガル教育に生かしていってください(^^)。
元気が出る英語014
Impossibilities are merely things which we have not yet learned.
(Charles W. Chesnutt)
「1マイル4分の限界説」という話をご存知ですか?
何千年もの間、「人間は1マイル(1.6キロ)を4分以下で走ることはできない」と信じられていました。ですが、1950年代に、3人の若者が、この「不可能の壁」に疑問を抱き、この壁を破ろうと試みたのです。
その3人とは、英国の医学生ロジャー・バニスター、親の虐待から逃れてきたウェス・サンティー、オーストラリアの闘士ジョン・ランディでした。
それ以前にも多くの人がその記録にチャレンジしたのですが、その「4分の壁」の前に涙を飲んだのです。そのため、医師はその挑戦を「命を落とす無謀な挑戦」と警告をし、それは、エヴェレスト登頂や南極点到達よりも難攻不落と呼ばれました。
その3人の中で、ロジャー・バニスターは、肉体的なトレーニングだけではなく、頭の中で繰り返し自分が記録を破るイメージを、感情を込めて鮮明にイメージすることをしました。その結果、彼は1954年にその「4分の壁」を越えることができたのです!
そして、彼がその「4分の壁」を破ってから1年以内のうちになんと37人ものランナーが同様に4分の壁を破り、その次の年には、300人ものランナーが4分の壁を破ったのです。
- ニール バスコム, Neal Bascomb, 松本 剛史
- パーフェクトマイル―1マイル4分の壁に挑んだアスリート
- ★ Neal Bascomb The Perfect Mile (英語版)
- ★Neal Bascomb (CDブック)
- The Perfect Mile: Three Athletes, One Goal and Less Than Four Minutes to Achieve It
また、「人間を宇宙に送る」なんていうことは、ついこの間まで「ありえない不可能なこと」だったのです。ですが、今では、民間人でもお金を出せば、宇宙旅行をすることができるようになっているのです。
「不可能」というのは、私たちの頭の中にある「考え」でしかなく、それを取り払ってしまえば、文字通り「不可能なんてない」ということになります。
現在まだ「不可能」なことは、その壁を破る方法が知られていないだけで、「絶対に不可能」ということではないのです。
ナポレオンのように、「私の辞書には不可能という文字はない」と、自分の頭の辞書から「不可能」という文字を取り去り、そこに「まだその壁を破る方法を知らないだけ」と書き込んでしまいましょう。
「Impossible is Nothing! (不可能なんて何でもない!)」のです。
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日本語訳:不可能とは、まだ我々が学んだことがないもの、ただそれだけのことだ。
自分の人生を豊かにし、元気を与え、くじけそうなときに支えてくれる、そんな力を持った素晴らしい言葉があります。そんな言葉と読者の皆様がめぐり合えることを祈って、元気が出る英語をお届けしていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします(^^)。